鳥なき里のマイコン屋(106) Nuvoton, NUC120 UARTでFT232RL接続

FT232RL_NUC120
Joseph Halfmoon

別投稿でIAR様の無償評価版の上限にひっかかってUARTに出力できなかった、と書きましたが、それはUARTが悪いのではなくprintf()などという重い関数を使おうとしたからでした。直接UARTに書き込んでやれば、容量制限など余裕でクリアでUART出力が行えました。その上、前回、釈然としなかった外部12MHzクリスタルを使って。 “鳥なき里のマイコン屋(106) Nuvoton, NUC120 UARTでFT232RL接続” の続きを読む

鳥なき里のマイコン屋(105) Nuvoton、NUC120 Systickを使う

Nuvoton NUC120EVB with Pin
Joseph Halfmoon

Nuvoton社の若干古いマイコンNUC120の評価ボードをIAR社の無償評価版の開発環境で動かしております。別シリーズ投稿にて無償評価版のサイズ制限キツイのでArmのアセンブラの練習用だ、などとブーたれておりますが、それはそれで、やれることはある、と。まずはマイコン動かすときの基本の一つ、クロックとタイマチック割り込みについてみてみます。 “鳥なき里のマイコン屋(105) Nuvoton、NUC120 Systickを使う” の続きを読む

ぐだぐだ低レベルプログラミング(27) IARのIDEでArmのアセンブラを

IAR EWARM
Joseph Halfmoon

以下の投稿にてNuvoton社の古めの評価ボードNUC120をIAR社の環境で動かすことに成功したのでした。かなりトラブッたあげく。

鳥なき里のマイコン屋(104) Nuvoton、NUC120 Lチカへの遠い道

が、しかし、予想以上に無料評価版ソフトの容量制限キツイです。調子にのって色々周辺回路を動かしてみるつもりだったですが容量辛い。この環境をどう「活用」したものか?

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鳥なき里のマイコン屋(104) Nuvoton、NUC120 Lチカへの遠い道

NUC120 Package
Joseph Halfmoon

ある会社のMCU、マイコンを「知る」には触ってみるのが一番でありましょう。以前から気になっていた台湾のNuvoton Technology社のマイコン評価ボード、ようやく 1台手にいれました。これで分かるのか?しかし、微妙に不安がよぎるのが、購入できたボードがかなり「古い」製品であること。ううむ、何かトラぶる予感がありありといたします。

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Literature watch returns(21) 秋田純一著、揚げて炙ってわかるコンピュータのしくみ

Fry and Roast
Joseph Halfmoon

本連載、基本、紙媒体の御本は購入させていただいているのですが、今回は近傍の(田舎な)図書館の「新刊書」コーナーにて発見、思わず借りて即日読み切ってしまいました。著者の秋田純一先生は金沢大の教授だそうですが、末尾に「好きなプロセスは、CMOS0.35μm」と公言されている方です。技術評論社「2020年9月1日初版第一刷発行」

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ぐだぐだ低レベルプログラミング(26) タイマ割り込みをかけながら

TIMER5 interrupt
Joseph Halfmoon

前回はソフトウエアループで500Hzの波形を作ってハード的にCPUクロックの速さを「確かめ」ました。しかし、定周期で周辺装置を駆動する場合などは、ソフトでタイミング作っていたのでは他の仕事ができません。そこで今回はタイマと割り込みを使って「同じような」波形を作ってみたいと思います。 “ぐだぐだ低レベルプログラミング(26) タイマ割り込みをかけながら” の続きを読む

ぐだぐだ低レベルプログラミング(24) 訂正!GD32VF103、遅かったのは私のバグ

RISC-V GD32VF103VBT6 board marking
Joseph Halfmoon

早速の訂正であります。昨日、RISC-V搭載マイコンGD32VF103のメモリアクセス思ったより遅いじゃん、などとディスってしまいましたが、大間違いでした。申し訳ありません。私のバグです。9サイクルと書いていたところ、実際は2サイクルです。 “ぐだぐだ低レベルプログラミング(24) 訂正!GD32VF103、遅かったのは私のバグ” の続きを読む

ぐだぐだ低レベルプログラミング(23) GD32VF103、メモリアクセスを測る

memory load cycle measurement
Joseph Halfmoon

前回は、RISC-Vのサイクルカウンタを使って、GD32VF103の基本的な実行性能を測ってみました。そこで印象的だったのは、コードはFlashに置かれているのに、分岐しても特に大きな性能低下もなく、毎回きっちり同じ実行時間で処理されていることでした。シングルコア(シングルハードスレッド)のマイコンとしては、良い性質じゃないかと思います。今回は、データに対するメモリアクセスを調べてみます。 “ぐだぐだ低レベルプログラミング(23) GD32VF103、メモリアクセスを測る” の続きを読む

ぐだぐだ低レベルプログラミング(22) GD32VF103、サイクルカウンタ実測例

Joseph Halfmoon

前回、GD32VF103のRISC-Vコアのサイクルカウンタを動かせるようになったので、今回は短いコードについて測定してみて感触を確かめたいと思います。「たかが」サイクルカウンタと言っても「高等な」マシンだと、いろいろあったりするので。シンプルなシステムなので素直に使えるとよいなあ。 “ぐだぐだ低レベルプログラミング(22) GD32VF103、サイクルカウンタ実測例” の続きを読む

ぐだぐだ低レベルプログラミング(21) GD32VF103のサイクルカウンタ辺の実装

Joseph Halfmoon

「RISC-V原典」を読んだので(といって全部きちんとじゃないですが)、再び、RISC-Vのアセンブラと戯れてみたいと思います。最初の疑問は、「図3.3 ゼロ・レジスタであるx0を利用したRISC-Vの32個の疑似命令」という表に掲げられている rdinstret, rdcycle, rdtimeという3つの「疑似命令」についてです。x86の場合の rdtsc と似たもの共、と言えば「アセンブラ関係者」の方はお分かりと思います。 “ぐだぐだ低レベルプログラミング(21) GD32VF103のサイクルカウンタ辺の実装” の続きを読む

Literature watch returns(20) RISC-V 原典

Joseph Halfmoon

各種「業界」毎、これを読んでないとモグリだ、という類の定番の教科書などがございます。「RISC-V業界」におけるそのようなご本は “THE RISC-V READER” でないでしょうか。寄る年波で原著を読む元気などありませんが、幸いなことに邦訳も出ています。「RISC-V 原典」というタイトル。しかし、この手の御本は重くて分厚いことが通例、とても読む気になれなかったので「モグリ」のまま避けてました。しかし、実際に購入して目から鱗。 “Literature watch returns(20) RISC-V 原典” の続きを読む

鳥なき里のマイコン屋(103) GD32VF103、バッテリバックアップ

Joseph Halfmoon

RISC-V搭載のMCU、GD32VF103にも当然ですが複数の電源ドメインというものあり、です。今回は、バッテリでバックアップ可能なドメインに入ります。ここにあるのは、RTC(実時間時計)と小容量のメモリなどです。PCなどではCMOSなどと通称される設定を記憶しておくためのもの。実際にバッテリを繋いで、主電源を切っても記憶が保持されることを確かめてみたいと思います。 “鳥なき里のマイコン屋(103) GD32VF103、バッテリバックアップ” の続きを読む

鳥なき里のマイコン屋(102) GD32VF103、タイマ、インプットキャプチャ

Joseph Halfmoon

前回は、超小型お手軽価格のRISC-V搭載GD32VF103開発ボード、Sipeed社Longan nanoを使って「ありがちな」PWM出力をやってみました。出力やったのだから、次は入力ということで、今回はPWM波形をTIMER3に入力し、その周波数とデューティを測定するサンプルを動かしてみます。 “鳥なき里のマイコン屋(102) GD32VF103、タイマ、インプットキャプチャ” の続きを読む

鳥なき里のマイコン屋(101) GD32VF103、タイマ PWM出力

Joseph Halfmoon

RISC-V搭載の「お求めやすい」マイコン、GigaDevice社GD32VF103の機能を一通り触ってみるべく「活動」しておりますが、まだまだ題材は尽きる気配はありません。今回は、ありがちな、タイマをつかったPWM出力をやってみたいと思います。使用する開発ボードは、久しぶり、Sipeed社のLongan nanoであります。

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