介護の隙間から(24) 大混雑、AIとIoTで介護見守り

前回は見守りサービスへの3方向からのアプローチということで書かせていただきました。うち2方向は「在宅」向けのアプローチでした。しかし、目を転じてBtoB、施設向けの「見守り」となると、このところ各社の発表が相次ぎ、がぜん大混雑の様相を呈しています。キーワードは、

AI と IoT

です。2月に展示会がある、ということも一つのトリガにはなっていますが、それ以上の理由がありました。

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AIの片隅で(2) 自動運転テストコース、素早いなセンスタイム

ローカルニュースでもあまり大きな話題になっていなかったのですが、香港がベースのセンスタイムと言うAIのスタートアップ企業が、茨城県常総市(常総市の中でも石下とよばれる地区です)に自動運転のテストコースをオープンしていました。この素早さ、日本企業では考えられないかもしれません。

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鳥なき里のマイコン屋(22) 正統派すぎる? ST

MCU(マイクロコントローラ)業界でもメジャーな会社の一つが STマイクロエレクトロニクス社です。本社スイスですが、そのルーツはイタリアとフランスにまたがっています。そして、その長い歴史の中で欧米の多くの半導体メーカを飲み込んできた欧州を代表する半導体メーカであります。そんなメジャーな会社を後回しにしてきたのは、一重に「変なところがない」(ので面白くない、すみません)からです。まさに、現時点でのMCUメーカとしてはこの方向でしょ、というそのものズバリ優等生路線。

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土木でエレキ(2) 橋梁点検、基礎データの収集方法

前回の調査で、土木的インフラの維持管理のための「見守り」分野でも電子デバイスの「出る幕」はあることが分かってきました。しかし、土木素人の電子デバイス屋です。土木分野の方々が何を点検し、どうデータを収集しているのかを理解していかないことには、いくら出る幕があっても提案もできません。そこで、まずは前回も調べた「橋梁」を対象に、橋梁の点検ではどんなところをどうチェックするのか調べてみました。ちょうど良い資料が何点か見つかったので今回はそれに基づいています。 “土木でエレキ(2) 橋梁点検、基礎データの収集方法” の続きを読む

鳥なき里のマイコン屋(21) LAPISセミコンダクタ、敢えて逆張り?

各社のマイコン(シングルチップ・マイクロコントローラ、MCU)を経めぐっていると、Armばかりが蔓延って、独自「プロプライエトリ」コアの影がとっても薄い今日この頃です。どこかにArmを引っ込めるような「逆張り」なマイコン・メーカー居ないか?と思ってみたら、いらっしゃいました。日本に。

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介護の隙間から(23) 見守りサービス、3方向からのアプローチ

前回は、電子デバイスを用いた「高齢者見守りサービス」の源流を調べてみましたが、今回は「その今」を調べてみることにいたします。結論から言うと、3つの方向からそれぞれ特徴のあるアプローチがなされているのです。第1は「インフラ系」とでもいうべき組織からのアプローチ、第2は「警備会社」からのアプローチ、そして第3は「ICT企業」からのアプローチです。

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鳥なき里のマイコン屋(20) Armは栄える、Hは枯れる。ルネサス

ルネサスエレクトロニクスは、日立製作所の半導体部門と三菱電機の半導体部門(全部じゃないけれど)を合体させて、そこに後からNECの半導体部門だった組織をさらに合体させた会社、という認識で大筋間違いありますまい。ちょっと大雑把すぎて申し訳ないですけれども。元の3組織のいずれもが、日本を代表する「マイコン・メーカ」であったので、合併当初のMCU製品ラインナップは、市場的にも機能的にも重複しまくりに見えました。しかし、NEC半導体の合流からでも、はや10年近く、MCUの製品ラインは随分と集約されてきたようです。

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鳥なき里のマイコン屋(19) 東芝、やっぱりArmか、MIPSどうなった?

本日、勝手に調べさせていただくのは、名門東芝のマイコンでございます。「かっては」家電から重電、コンピュータ、なんでもありの総合電機メーカでもあり、超分厚い製品ラインを持っていた、と記憶しています。自社アーキテクチャのマイコンコアだけでも複数持つ上に、RISCの草分けの一つMIPSアーキテクチャの牙城であったと言って良いでしょう。同じくRISCの草分けの一つSPARCアーキテクチャを担いだ富士通はHPC(スパコン)でSPARCを使い続けてきましたが、どうも「次」はArmに切り替えてしまうらしいです。東芝のMIPSはどうなんでしょうか?

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土木でエレキ(1) 橋梁、トンネル見守りに電子デバイス

現代日本において2つの「見守り」が懸案事項だと言ってよいでしょう。一つは高齢者の方の見守り(介護)ですが、もう一つが社会インフラの見守り(監視、モニタリング)です。高度成長期に建設された橋やトンネルは数多く、その補修や架け替えも予算不足でままならない、という指摘がなされ始めてからすでに大分経過しています。この「2大見守り問題」はこと日本だけの問題でもなく、日本が先頭をきっているだけで、他の多くの国も遅かれ早かれ直面する、ある意味グローバルな問題だと考えます。そこで、デバイスビジネス開拓団としても社会インフラの方にも調査を進めるべく「土木」で1ジャンルをたてることにいたしました。

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介護の隙間から(22) 見守りサービスの源流

調査スコープを徘徊検知装置から、「シニア見守り」に広げる、と言いつつ、「見守り」イコール「カメラ」的な狭いスコープばかりになっていました。カメラは直接「見る」ことができるので見守るといっちゃ、そのままですが、見守りはカメラが無くても可能です。それどころか電子デバイスを用いた「見守り」サービスの源流はカメラでないところにあったのではないかと思われるのです。今回は、既に十数年の実績のある2つの「見守り」サービスについて調べてみます。

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鳥なき里のマイコン屋(18) 絶滅危惧種4ビット、欧州の牙城EM

今日はある種の新年会とて気持ちよく一杯飲んでいたので「筆」も軽く、団員も数名増えそうとてめでたい限り。

さて、古くは「電卓」のために生まれた4ビットCPUですが、その後、家電製品などで一気に拡大放散、生態系のあらゆるところに蔓延った時代がありました。しかし、それも今は昔、電卓用、家電用などはすでに絶滅してしまっていると言ってよいでしょう。そんな絶滅危惧種の4ビットマイコンですが、今生き延びているそれは深く時計関連業界と結びついている、と言っても過言ではありません。

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鳥なき里のマイコン屋(17) 絶滅危惧種4ビットをEPSONに見る

絶滅危惧種4ビットマイコンを調べています。前回は台湾のTenx社を調べ、4ビットマイコンは「LCDドライバ」のオマケに4ビットのCPUが付いているのだ、と言ってもよい、などと書いてしまいました。国内ではどうでしょうか。日本が家電製品などで世界を席巻していた昔は多くの会社で4ビットマイコンが作られていましたが、既に4ビットから撤退したところも多いようです。そんな中、今だに4ビットを販売している国内メーカーがありました。エプソンです。

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