OPアンプ大全を読む(2) Op Amp Basics、反転増幅回路

Joseph Halfmoon

ダウンロードしたのが2年以上前の「オペアンプ大全」を前回より読み始めました。第2部Op Amp Basicsから読み始めたので前回「非反転増幅回路」のつづきで今回は「反転増幅回路」。Basicsなので、流石に知っておるわいというあたりですが、まあ忘却力に抗うべく習った式を端からMaxima関数として定義してまいります。

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「オペアンプ大全」はアナデバ様の以下のページからダウンロード可能です。

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原著はOp Amp Applicationsという書物だったらしいです。

Maxima用バッチファイル、前回、今回

オペアンプ大全に登場する式を端からMaximaの関数として記述し、忘却力に抗いたいという所存っす。前回と、今回分をまとめたバッチファイルが以下に。UTF-8のテキストファイルにしておいて、Maximaへロードすれば関数定義されるじゃないかと。

なお、今回「反転増幅器」で定義したのは末尾のGinvamp関数のみです。

algebraic:true$
/*-----------------------------------------------*/
log10(x) := log(x)/log(10)$
roundF(x, p) := float(round(x*10^p)/10^p)$
dB(Vout, Vin) := float(20*log10(Vout/Vin))$
/*-----------------------------------------------*/
Gvoltagefollower(Rf, Rg) := 1 + (Rf/Rg)$
βoltagefollower(Rg, Rf):= Rg /(Rf+Rg)$
/*-----------------------------------------------*/
Ginvamp(Rf, Rg) := -(Rf/Rg)$は
反転増幅器の回路例

例によって伝統のOP07汎用オペアンプで回路描いてみました。こんな感じ。

INVAMP_CIR

トランジェント解析をした結果が以下に。INVAMP_TIM

綺麗に反転しとります。一応、ゲインの計算が以下に。マイナス1倍であります。間違いない。

今回ちょいと引っかかったのが「バーチャル・グラウンド」です。オペアンプ大全の作者様は「バーチャル・グラウンド」という言葉に思い入れがあるようで、ちょいと語られてます。しかしそこんところ「イマジナリ・ショート」という言葉に変えてしまえば波風立たないんでないかいと。恐れ多いことですが。

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