昨年の前半、年に一つくらいは「新言語習得」ということでGo言語を練習してました。その回数30回以上とな。しかし老人の忘却力には抗えませぬ。現在は元の木阿弥状態。記憶を復活させるべくGoの処理系、とくにマイコン用にオブジェクトコードを生成できるTinyGoの復活というか再インストールに取り組みましたです。
※「GoにいればGoに従え」Go関連記事の総Index
まだね、手元のパソコンに昨年前半の「努力」の跡が残っていればそれを手がかりに再開できるのですが、間が悪いというか何というか。昨年後半にパソコンを更新してしまっております。努力の跡(といって大したもんでもないですが)をたどるにせよ、古いパソコンからファイルをもって来なければならないです。それに、肝心なGoの処理系、手元のパソコンにはインストールしてないし。。。
Go処理系とTinyGo処理系のインストール
Goは、Linux、Windowsなどパソコン上のOSで走らせるプログラムをコンパイルできるのは勿論、TinyGo処理系を使えば組み込み用のマイコンでも実行可能なオブジェクトを生成することができます。今回、主にTinyGoで再開しようとしているのですが、
TinyGoを走らせるにはGoも必要
です。まずは、開発用のパソコンにGo処理系をインストールする必要があります。昨年TinyGoでは、主としてWindowsパソコン(Windows10)でクロス開発していたので、今回もWindowsパソコン(ただしWindows11)を使いたいと思います。
まずは以下のGoのホームページからWindows用のバイナリ・パッケージ(msi)をダウンロードし、インストールいたしました。
今回インストールしたのは
1.19.4
です。昨年使っていたものが 1.18.1 であったので、半年たつとそれなりにバージョン進んでました。そして使い方などほぼほぼ忘れているので、以下のページを参照しながら Hello.go してみました(binにPATHは通してます。
よし、動作OK。
つづいてTinyGo処理系のインストールです。TinyGoのホームページが以下に。
TinyGo – A Go Compiler For Small Places
上記のGetting Started>>Quick install >> windowsのページにWindows用のインストール方法が載っているのですが、お勧めはScoopなるツール利用の方法です。人生複雑にしたくないので、Scoopは遠慮させてもらいManual Installに書かれている手順で行いました。
最初のステップはGo処理系のインストールです。これは上記ですでにOK。TinyGoは1.18.x+が必要ということですが、1.19.4をインストールしたので文句はあるまいが、と。
つづいてTinyGo処理系のZIPファイルを上記ページからのリンクをたどってダウンロードし、適宜所望のフォルダ内にインストール、binにPATHを通しておきます。
TinyGoのバージョンを確認すると
0.26.0
とな。昨年練習していたときには 0.23.0 であったのでこちらもバージョン進んでますな。
以前のTinyGoソースを持ってきてコンパイルしてGo
さて、動作確認のため、昨年作成済のTinyGoソースを古いPCから持ってきてビルドし、マイコンボードに書き込んでみることにいたしました。そこで役に立つのが、
であります(手前ミソな。)あちこちのシリーズにまたがって「練習」したGo関係の記事へのリンクを列挙したもの。今回はその中から以下の記事をなぞってみることにいたしました。
鳥なき里のマイコン屋(154) micro:bitでもGo!TinyGoで3機種目
BBC micro:bit をUSB接続し、
$ tinygo flash -target=microbit ./microbit_blink.go
しばらく間があって、ちょっとドキドキいたしましたが、Lチカいたしました。TinyGo処理系復活?今度は忘れないようにたまには練習しろよ、自分。