「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」の今回は、2019年12月号なのですが、実験無の過去振り返りであります。お楽しみのADALP2000アナログ部品キットの「問題」で以前に該当内容をエクササイズしていたから。それも3回にわたってです。何があったんだっけ。忘れてます。
※「お手軽ツールで今更学ぶアナログ」投稿順 indexはこちら
まずは、今回「該当」のアナデバ社の記事(日本語)へのURLを貼り付けさせていただきます。
ツェナー・ダイオードで構成したレギュレータをADALM2000で評価する
ザックリ言えばツエナーダイオードを定電圧源として使う実験といっていいかなと思います。なお、通常は記事の末尾に問題が掲載されていて、それへの解答編(英文のみ)が別に用意されているのですが、この2019年12月号には見当たりません。余計なお世話ですがここのあたりの解答編の順番はかなり「混乱」している感じです。時系列的に並べると、
-
- 2019年9月分
- 2019年11月分
- 2020年1月分
- 2019年10月分
- 2020年2月分
という順番です。その前後もちと見てみましたが2019年12月分は見当たりませんでした。
さて、週に一遍ペースでお楽しみの「実験」をやってきたというのに今回は無です。その理由は、実験で使っているアナデバ社 ADALP2000アナログ部品キットに「不審な点」あり、昨年の今頃そこを調べていたためです。
お手軽ツールで今更学ぶアナログ(22) Zenerダイオードの闇??
お手軽ツールで今更学ぶアナログ(23) M1Kで特性測りましたっ。
お手軽ツールで今更学ぶアナログ(24) 不詳なツエナーと2N3904でレギュレータ
まあ、発端は先頭のアイキャッチ画像に掲げたADALP2000学習用アナログ部品キットの「ダイオードの部お品書き」と箱に入っているダイオードが一致しないじゃん、というところでした。お品書き的には、1N4735 1W Zener diode 1本が入っている筈ですが、どうも違う、ということで調べ始めたのでした。
当時ちょうど「中華IC部品の闇」を実見した後だったので「闇」などと書いてしまいましたが、ADALP2000所蔵のツエナーは「ちゃんとした」欧米の老舗メーカ製ではないかと推測されます。しかし、少なくともお品書きのデバイスとは特性が「大いに」異なる、と結論づけました(第22回。)アナデバ様の12月記事で実験に使うべしと指定しているデバイスとは降伏電圧がまったく違うので、特性を実測してみました(第23回。)そして記事の指定とはダイオードの特性が異なるものの、ツエナーとトランジスタでレギュレータ(もどき)を構成してみました(第24回。)
これら3回で、ほぼ今回記事相当の実験はやってしまった(ぶつくさ言いながら)ので今回の実験はパスといたしとうございます。
来週はちゃんとやれよ、自分。