IoT何をいまさら(17) NJR4265J ドップラーセンサ その1

ドップラーセンサについてはちょっと気になって、大分前に1回調べさせてもらったのですが、その時はWeb上の情報だけで実物は触れませんでした。最近、工作にハマっているので、やっぱり実物見てみないとということで購入してみました。

新日本無線製 NJR4265J

です。もともとマイコンにつなげてテストするつもりだったのですが、サンプル回路見てみると、この「センサーモジュール」単独でも十分動作するじゃありませんか。とりあえず本日は時間も無いので、単体センサをとりあえず「動かし」てみました。

“IoT何をいまさら(17) NJR4265J ドップラーセンサ その1” の続きを読む

鳥なき里のマイコン屋(56) Nucleo F401RE追加

前回はPSoCのボード追加の件でしたが、今回はNucleoのボード追加です。只で貰ったNucleo F072RBがなかなか使いでが良かった上、いろいろな開発環境を試せそうだったので、もう一枚評価ボードを追加いたしました。

Nucleo F401RE

です。見かけはまったく変わり映えしないボードです。ラベルを見ないとどっちがどっちだかわかりませぬ。

“鳥なき里のマイコン屋(56) Nucleo F401RE追加” の続きを読む

鳥なき里のマイコン屋(55) CY8CKIT-059 PSoC 5LP Prototyping Kit

PSoC Creatorを使って、トラ技付録の「TSoC」基板を使ってみているうちに、ちょっと良い目のターゲットボードも欲しくなってきたんであります。物欲。まず、ハードウエアのプログラマ兼デバッガIFが欲しい。するとPSoC Creatorの上でデバッグできるし。また、付録基板のPSoC4は、かなり機能抑えめのチップ、廉価版。しばらくしたら、も少し機能が欲しくなりそう。そういうことで、表題の、

CY8CKIT-059 PSoC 5LP Prototyping Kit

を購入いたしました。

“鳥なき里のマイコン屋(55) CY8CKIT-059 PSoC 5LP Prototyping Kit” の続きを読む

部品屋根性(5) ルネサスからメルマガ「RL78クイックソリューション」

アチコチのマイコン屋さんからメルマガをいただきます(登録すりゃ届くわけですが)。数が多いのでとても全部は読み切れないのですが(登録しておいてすみません)、時々は開いて、面白い新製品などあるとちょっと調べてみたりもします。今日もらったルネサスさんからのメルマガは、

IoTエッジデバイス向けルネサスRL78クイックソリューション

というタイトルでした。

“部品屋根性(5) ルネサスからメルマガ「RL78クイックソリューション」” の続きを読む

鳥なき里のマイコン屋(54) PSoC Creator その3 システムタイマチックとコンパレータ

PSoC Creator、動かしてみるほどに良くできた開発ツールです。今回はコンパレータを使ってみたところ、前回の回路図エントリへの疑問が氷解しました。先だって「モダンなマイコンOS(とその開発環境)」の話を読んで思ったのですが、PSoC Creator カッコいいツールなのですが、先だっての「モダン」の範疇には入りませぬ。なぜなら

データシートを読まずにはいられない

ツールだからです。「モダン」なサイドではデータシートなど読まずとも「なんとなく」動いてしまいますが、「クラシック」なサイドでは、ドキュメントを読み、スペックを頭に入れて設計すること必須。そういう点で、PSoC Creatorは「クラシック」。しかし、クリック一発、必要なデータシートが画面に表れてくるのは実に素晴らしい。「クラシック」サイドの一つの到達点かもしれませぬ。

“鳥なき里のマイコン屋(54) PSoC Creator その3 システムタイマチックとコンパレータ” の続きを読む

介護の隙間から(37) 脈拍を測る、JRC NJL5501R

GW期間は他のシリーズも皆工作ネタとなるなか、本「介護の隙間から」も工作ネタをとりあげさせていただきます。新日本無線製 NJL5501R 「COBP2波長リフレクタ」です。用途、

血中酸素飽和度や脈拍などの生体モニタ

であります。血中酸素飽和度の測定はともかく、脈拍を測るというのは介護の現場でちょくちょくあると思います。このくらいは自分でやってみておくか、と。でも前途は多難。

“介護の隙間から(37) 脈拍を測る、JRC NJL5501R” の続きを読む

鳥なき里のマイコン屋(53) PSoC Creator その2、回路図エントリにハマる

別件(別ボードでと言うべきか)でセンサなどを工作していたので、Cypress社のPSoC開発環境であるPSoc Creatorの勉強がお休みになっておりました。PSoCで工作したいセンサも出てきたので、今回は接続のための下準備を始めてみたいと思います。PSoCの「売り」であるアナログ・コンポーネントの使用に入るのですが、思わぬところでハマって一刻空費してしまいました。何のことはない、回路図の編集で「ツボにハマって」いたのです。

“鳥なき里のマイコン屋(53) PSoC Creator その2、回路図エントリにハマる” の続きを読む

Literature watch returns (4) あなたの知らないモダンOSの世界、Interface 2019/5月号 CQ出版

※『Literature Watch Returns (L.W.R.)』の投稿順 index はこちら

最近、マイコン用開発ツールをいろいろ勉強させてもらっている投稿が多いのですが、

最近のマイコン開発環境、便利すぎ、お手軽すぎ

と感心しきりだったのです。しかし、何でそんなに便利に、お手軽になったのかには、大きな事情というか流れというかがあったのでした。遅ればせながら CQ出版のInterface誌の2019年5月号(先月の内に読めばオンタイムだったのだが、読んだのは昨日、既に5月になっていた)を読んでようやく目から鱗というか、理解に至りました。

ベアメタルでスタートアップルーチンをアセンブラで書く

そういうスタイルが「まずい」理由が、令和になる前、とっくの昔に存在していたのですね。。。

“Literature watch returns (4) あなたの知らないモダンOSの世界、Interface 2019/5月号 CQ出版” の続きを読む

土木でエレキ(16) AMS, AS3935 雷センサ

今日は朝から雷が来ないかと待っておりました。昨日最後に触れた

AS3935 Franklin Lightning Sensor

を実際に使ってみたくてうずうずしていたのです。事前の予報だと、昼は気温があがるものの、上空の寒気もあって雷雲発生との期待をもっていたのです。しかし、雷雲は遠く海上にあり、「射程40km」のAS3935ではとても届きそうにありません。今晩一晩動かしていても雷様はこない感じです。仕方がないので、本日はじっくりとAMS社の資料を読み、そしてArduinoのサンプルアプリの上に「被せる」PC側のプログラムなどを作っておりました。

“土木でエレキ(16) AMS, AS3935 雷センサ” の続きを読む

土木でエレキ(15) 作業中止基準!雷の監視

最近、ゴロゴロと雷の音が聞こえます。雷の音を聞くと思い出すのです。10年近く前だったと思うのですが、土木関係の現場に行かせてもらったことがあり、あるところの橋脚にかけた足場に登ってプログラムの手直しをしていたことがありました。作業そのものは順調だったのですが、にわかに掻き曇ってきたかと思うと遠くから雷の音が聞こえてきました。素人なので、そこの現場の作業中止基準のレベルが高かったのかどうかは分かりません。しかし、現場事務所には作業中止基準が掲げてあり、その中に雷がxkm内に落ちたら中止みたいな項目があったのです。xkmの数字は憶えていないです。まあ、大きな橋桁の下でもあり、大雨が降っても濡れそうにもなく、雷も直撃を受けるような位置ではなかったです。また、まだかなり遠い感じ。そのうち「作業中止」とか言われるかもね、と思いつつ、作業を続けてました。しかし、ノートパソコンに触った瞬間、来ました。バチッとかなり強い衝撃が。どこからどう電荷がやってきたのか知る由もありませんが、計測器でワイヤをかなり引っ張っていたのでそれが拾ったのかもしれません。これはイケないと撤収することにいたしました。屋外の作業では、雷怖いです。今回は、そんな雷を実際に「見張る」ことに挑戦してみたいと思います。

“土木でエレキ(15) 作業中止基準!雷の監視” の続きを読む

IoT何をいまさら(16) シャープ、光学式測距センサの続き

昨日いじり始めたシャープの、赤外線イメージセンサを応用した光学式(三角測量方式)測距センサGP2Y0E03の続きです。昨日は、なんとか計測数値が出てきたものの、LCDパネルを取り外していたせいでプルアップ抵抗が無かった失敗の件で終わっていました。本日は、ちゃんとLCDに小数点以下まで距離を表示させた上で、さらに、アナログ出力の方にも調べを進めたいと思います。しかし、まず最初に、昨日の最大の問題点に対処しなければなりません。なにせセンサを紐で適当な台に縛り付けてあったので「センサがブラブラ」していたからです。「測量」するのに原点がブラブラでは何だか分かりません。まずは、この対処から始めます。

“IoT何をいまさら(16) シャープ、光学式測距センサの続き” の続きを読む

IoT何をいまさら(15) 3角測量で距離を、シャープ測距センサ

距離を測る、というのは自動運転からロボットなど、コンピュータが実世界に「アプローチ」するときには欠かせぬ行動です。レーザ、ミリ波など大盛り上がりです。ロボット掃除機なども、周囲の物体との距離を測るのにレーザ式のTOFセンサを使っているのだと思っていたら、3角測量の原理で測っている方式もあるのだとか。3角測量、よい響きです。メソポタミアかエジプトか、文明の黎明期からある計測方式。調べてみると「お手頃」で入手可能なセンサが直ぐに見つかりました。

SharpのGP2Y0E0x シリーズ

インタフェースの方式でxのところに入る数字が変わるのですが、前回でセットアップ済のI2Cバスに接続できるバージョンがありました。GP2Y0E03です。今回はとりあえず接続して距離の数字がでるところまで実験してみたいと思います。

“IoT何をいまさら(15) 3角測量で距離を、シャープ測距センサ” の続きを読む

鳥なき里のマイコン屋(52) トラ技の付録でPSoC Creator その1

昨日USBシリアルを準備して備えておったのは、Cypress社のPSoCの開発環境である

PSoC Creator

なんであります。開発環境やら周辺部品やらをいろいろ遊んでいくためにはターゲットボードは「何枚あっても良いな」けれども「先立つ物が」などと思っていた矢先

トラ技5月号にPSoC 4 体験キット、その名も”TSoC”

ということで付録基板が付いていました。GWの10連休中に遊ぶためにCQ出版様が付録を付けたのかとも思われます。早速、遊んでみることにいたしました。

“鳥なき里のマイコン屋(52) トラ技の付録でPSoC Creator その1” の続きを読む

鳥なき里のマイコン屋(51) USBシリアルの準備

そろそろ次の開発環境の調べに進むために、別のターゲットを準備することにいたしました。現状「虎の子」状態のNUCLEO-F072RBボードを使ってMbedで周辺デバイスを繋げるシリーズを別口で始めてしまったので、NUCLEOはしばらくMbed固定にせざるを得ないためです。その別のターゲットボードにUSB接続の口などは無くシリアル接続でした。ターゲットの接続のためにシリアルポートが必要というのは「ちょっと前なら普通」です。そこで、なにはともあれ、USBシリアル変換モジュールを準備しておくことにいたしました。

“鳥なき里のマイコン屋(51) USBシリアルの準備” の続きを読む