部品屋根性(21) Holtek, HT16K33

Joseph Halfmoon

Holtek社と言えば、台湾の立派なマイコン屋さんです。今回はHoltek社にしたら主力MCUの「お供」といった位置づけであろうデバイスを手にいれたので、それを使ってみます。RAM Mapping 16*8 LED Controller Driver with keyscanという長いタイトルのついたデバイス、HT16K33です。 “部品屋根性(21) Holtek, HT16K33” の続きを読む

廉価版FPGAで今更学ぶデジタル(1) Anlogic TD, new project

new Project DUT
Joseph Halfmoon

中華FPGAの星?Anlogic社の廉価版FPGAの件、2回投稿したところで先が長くなりそうなので、シリーズ分けることにいたしました。まず、初回としては「極小の新規プロジェクト」をまっさらな状態から始めたいと思います。「極小のロジック」ということで信号反転、インバータ1個相当からであります。

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部品屋根性(20) 16文字x2行、キャラクタLCDモジュール

AQM1602 LCD1602A
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昨日は、AQM1602液晶モジュールをArduino互換機に接続してみましたが、K4キットの部品箱の中にもLCD1602Aなる液晶モジュールが含まれているのです。どちらも1602。16文字x2行のキャラクタディスプレイを表す型番で、ほぼ業界的には「コモンセンス」な命名みたいです。ただし、モジュールの方式や接続方法は大分異なります。 “部品屋根性(20) 16文字x2行、キャラクタLCDモジュール” の続きを読む

部品屋根性(19) 困ったときのArduino(互換機だけれども)

Arduino Back
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お楽しみの中華部品キット Kuman K4であります。キットの中の部品あれこれを使ってみておりますが、部品キットの中心である Arduino互換ボードについては顔をそむけたままでした。今更Arduinoでもあるまい、などと。しかしです。あれやこれやで素早く何か動かせるのがArduino。ついに互換ボードに火を入れることにあいなりました。

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鳥なき里のマイコン屋(108) GD32VF103にKEYPAD4X3を接続

AE-KIT45-KEYPAD4X3
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GD32VF103に割り込みを掛けるのに単体スイッチなど使っておりましたが、ちょいと数字が入力できる程度の「スイッチ配列」が欲しいもんだな、と思い立ちました。しかし、自作して醜い配線が多数というのは嫌。ちょうど良い塩梅の「キット」が売られていました。AE-KIT45-KEYPAD4X3、これなら汚い配線にはならない筈。

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部品屋根性(18) Allegro, ACS712 素晴らしいけど私の机は駄目だ

ACS712_chip
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今日は製品は素晴らしいのだけれど、私の机の上じゃその性能が生かせないね、というお話になってしまいました。Allegro MicroSystems社のホール素子応用の電流センサIC、ACS712であります。まあ、お陰でAllegro社の特徴と強みが大変勉強になりましたが。やっぱり産業向けのデバイス屋さんは違うな。

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部品屋根性(17) AN Logic、Tang Dynasty、Google翻訳に頼る

ANLOGIC_ON_BB
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前々回に開発ツールのインストールを済ませたAn Logic社のFPGA、EG4S20BG256を搭載したSiPEED社TANG PRiMERボードなのであります。開発ツールにはユーザーズマニュアルが付属しておるのでありますが、中国語(簡体字)でした。どうもこれを読み込まさないことには先に進めそうにないので、「読んで」みることにいたしました。Goolge翻訳のお助けで。 “部品屋根性(17) AN Logic、Tang Dynasty、Google翻訳に頼る” の続きを読む

部品屋根性(16) Tontek, TTP223, TonTouch

TTP223 TonTouch
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本日は、お楽しみの中華部品キット、Kuman K4からTouchセンサモジュールを取り上げさせていただきます。使わないでいると動かなくなっているかも知れないので、久しぶりに動かすのはGigaDevice社製RISC-Vマイコン、GD32VF103の評価ボードであります。ぶちゃけデジタル信号1本、何の発見もないか、と思っていたら意外にね。 “部品屋根性(16) Tontek, TTP223, TonTouch” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(25) M1KとSpeakerで気付く

M1K_Speaker
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今回は、Analog Devices社のお手軽ツールADALM1000(M1K)にスピーカを接続したことがきっかけでソフトウエアのトラブルに遭遇。どうなっているのか混迷の中で、今まで気づいていなかったM1KとAliceソフトウエアの挙動について多少理解したことあり、でも全然トラブルは解決してないんでありますが、トホホ。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(25) M1KとSpeakerで気付く” の続きを読む

部品屋根性(15) AN Logic社, FPGA

TangPRiMER_LEDsampleRUN
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本当はFPGAも多いに取り上げるべきだ、とは思いつつ、FPGAの評価ボードはなかなか手が出ないな~と。ぶちゃけ、最近の「お値打ち」マイコンボードと比べると、FPGAは安いものでも一桁違う。ところが見つけてしまいました極めてお手頃価格な中華FPGAボード、Sipeed社Tang PRiMERボード、AN Logic社のFPGA搭載、であります。

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部品屋根性(14) Thermistorモジュールの素性

Thermistor MODULE
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再び、お楽しみの中華部品キット Kuman K4キットに戻ってまいりました。Kitの意図するArduino(の互換機)で動作すれば良い、というスタンスを全く守らず、異なる方法で付属の部品を端から動かして観察しています。この前はDHT11温湿度センサであったので、今回は同じ温度センサつながりでサーミスタ・モジュールを取り上げさせていただきます。

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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(24) 不詳なツエナーと2N3904でレギュレータ

2N3904_2N3906
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ツエナーダイオード1本で、前々回前回に引き続き3回も引っ張っておりますが、今回で一段落であります。アナデバ社ADALP2000キットの中の「不詳」なツエナーの現物の特性は前回、M1Kで測定して一応明らかになりました。この後の流れからするとディスクリートのトランジスタと組み合わせてレギュレータを作ってみよ、ということなのですが、部品の特性が全然違うのでアナデバ様の見本通りとは行きませぬ。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(24) 不詳なツエナーと2N3904でレギュレータ” の続きを読む

部品屋根性(13) S9705、フォトICの中を覗く

S9705 照度周波数変換フォトIC
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前回、プラスチックパッケージを炙って中のチップを拝ませていただきました。しかし、炙って取り出す方法では、ボンディングワイヤやフレームは破壊されてしまいます。何かボンディングワイヤが眺められるデバイス無いかなと思っていたら、発注してあった補充部品のあれこれの中にありました。浜松ホトニクス製のフォトIC、透明なパッケージなんであります。

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部品屋根性(12)HM628128、炙ってみた

HM628128
Joseph Halfmoon

さて別シリーズの「驚愕の一冊」に触発されて、早速、デバイスを1個「炙って」みました。炙ったのは約30年以上前の1MビットSRAM 日立製HM628128です。最近のチップは微細な上に、ウエファを削って厚みもヘロヘロになっているものが多いので上手く取り出せない恐れあり。しっかりした厚みのあるウエファであって、かつ、結構チップサイズのデカイ、立派なチップ、ということで選ばせていただきました。

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