
「バスウエイト」、現代でも縁の下ひっそりと働いているハズですが今や滅多に聞きませぬ。みな自動で良きに計らってくれるシステムばかりだからか。昭和の御代ではまず間違いなくココは何ウエイト、あそこはいくつと設定せねば動かぬシステムばかりであったのでありますが。今回はそんなウエイトをかけてみます。実際は要らないのだけれども。
デバイス作る人>>デバイス使う人>>デバイスおたく
以前にも3.3V電源のデバイスと5V電源のデバイス間のレベル変換ということで実験したことがありました。しかし今回別シリーズで5V電源のレトロな奴らを動作させてます。5V単一電源とはいえ、TTLも登場、NMOSとCMOSも共存。そういえば入出力レベル「いろいろあった」んじゃないだろうか。ということで復習。 “部品屋根性(118) 5V~3.3V電源 入出力レベルVIL、VIH、VOL、VOHおさらい” の続きを読む
前回「エコノミーな」昇圧トランスを使ってみた回の末尾にて『サンスイ使えよ、自分』と掛け声をかけてしまいました。今回はその回収回?であります。入手したサンスイトランス(1個だけ、ステレオにできんぞなもし)をAnalog Discovery2のインピーダンス測定機能で測定してみようと。これがトランス素人には結構難物っす。
前回は8085をNOP無限ループに閉じ込めて動かした、という割には一部の制御信号をオシロで当たっただけで「バス動作」らしいところを観察してませんでした。前回の回路では「アドレスバス」が独立してなかったからデス。そこで今回はTTLの代表選手(個人の見解です)74LS373を投入。アドレス・バスを取り出しました。
“レトロな(12) ALEの御供といえば、74LS373だっ。その当時はね。” の続きを読む
前回、および別シリーズ回で着々と部品を準備。今回は遂にいにしえの8ビットプロセッサ8085(コンパチ品だけれども)に火を入れてみます。まあ無限NOPループの中でクルクル回るだけだけれども。これでもハードが動いていることは確認できるハズ。無限ループで練習した後はDMAアクセス可のSRAMを接続したいデス。
“レトロな(11) 8085(コンパチ品だけれども)無限NOPループで火を入れる” の続きを読む
別件シリーズでレトロなCPUどもを動作させんと準備中です。そこでブレッドボードに刺しやすいDIP足のオシレータを探しました。希望の発振周波数はピッタリ1MHzです。たまたま秋月電子通商殿の通販サイトで見つけたものは金属缶入りでした。水晶振動子で金属缶入りはお馴染みですが、発振器でもあるのね。ごつい?
“部品屋根性(117) 1MHz クリスタル・オシレータ、金属缶入り、DIP足” の続きを読む
前回はAD2のオーディオ出力(イヤホンを接続することを想定していると思われる)にヘッドフォンアンプを接続してその増幅の様子を観察しました。今回オーディオ出力に接続してみるのは「ライン入力」への入力電圧を昇圧するための昇圧トランスです。「エコノミータイプ」のトランスでお茶を濁しているのだけれども。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(178) AD2のオーディオ出力に昇圧トランスを接続してみた” の続きを読む
別件シリーズでプログラマブル・ゲイン・アンプ(PGA)が欲しかったので入手。Microchip社製品であります。3.3V単電源で動作するレイルツーレールのオペアンプです。ホストのマイコンとの接続はSPI。これにてx1倍からx32倍まで8段階のゲインで増幅可能です。マイコンのアナログ入出力の御供に最適? “部品屋根性(116) MCP6S21、プログラマブル・ゲイン・アンプ、単電源レイルツーレール” の続きを読む
昨年、第5回で8080、8085、Z80のハードウエアについて知ったような事を記述。第6回では今度は8080、Z80、8086のレジスタセットについてこれまた記述。でも「記述」だけで現物動かしてなかったのが気になって夜も眠れなかったデス。そこで今回は現物デバイスを入手。感慨もヒトシオだけれども動かす算段を考えないと。 “レトロな(9) 現物(コンパチ品だけれども)入手。Z80, 8085, 8088” の続きを読む
別件シリーズでハーフブリッジ、フルブリッジの駆動波形を生成、でもブリッジ回路を作るのに向いた「パワー」系デバイスが手元に無いな~と思っていたのです。しかし昨年末の大掃除で発掘されてました。パワーMOSFETが。10年以上眠っていた一品。今回はとりあえず「小信号用」の測定環境にてDC特性の端っこをちょいと確認。
“部品屋根性(115) 年末の大掃除で発掘されたパワーMOSFET、R5009FNX” の続きを読む
M5Stackは筐体の側面に各種端子が出ています。結構な数があるようでいて、それぞれの用途を活かして使おうと考えると「単なるGPIO」の数がちょっと足らない感じがしないでもない。そこで今回はIO ExpanderをM5Stackに接続してみました。1チップの接続でなんと16本のGPIO増。最大8チップで128本MAX。
“MicroPython的午睡(137)M5Stack UIFlow2、IO端子数を大幅拡張” の続きを読む
第174回でAnalog Discovery2の裏側面にあるAudio出力についてちょいと調べてみました。AWG出力をステレオの音声信号にして3.5mmのミニプラグに出力することが可能です。今回はそのオーディオ出力の先に電池駆動のヘッドフォンアンプを接続してみます。スイッチ付のボリュームで音量調整できるものです。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(177) AD2のオーディオ出力にヘッドフォンアンプを追加” の続きを読む
大掃除で出てきたシリーズ第2弾?であります(第1弾はこちら。)東芝の鈴木八十二先生と言えば、初期のCMOSデバイスの世界の大立者、そのころCMOS始めた「若者」は先生の著書を皆拝読していたとかいないとか。画像を掲げましたのは「CMOSデバイスの徹底入門」1980年発行、産報出版であります。今回はその図2.18とな。
“定番回路のたしなみ(44) 昔は弱かった?CMOS「異なる電源使用時の安全対策」” の続きを読む