部品屋根性(87) NJM2722とNJM741、Slew Rateを比べてみて~

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Joseph Halfmoon

別シリーズでOPアンプのSlew Rateの勉強をしました。いつものことですが「Slew Rateを見たい、出来れば遅い奴と速い奴を比べて~」と思い立ちました。取り出したのは大分前に仕入れてあったOPアンプ2機種、どちらもNJMの型番が示すとおり元の新日本無線、現在の日清紡マイクロデバイス社の製品です。ディスコン? “部品屋根性(87) NJM2722とNJM741、Slew Rateを比べてみて~” の続きを読む

GoにいればGoに従え(13) TinyGo、micro:bit v2、I2Cは要変更

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micro:bitボードをv1.5からv2.0に機材変更するのにともない、v1.5で動作していたプログラムがv2.0でも動くのか確認作業中です。前回はキー割り込みとオンボードの温度センサは問題なく動作OK。I2Cも大丈夫だろ、と甘くみたらばダメでした。ここにもv1.5とv2.0の違いがあったのね。今回はその変更点をば。

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ぐだぐだ低レベルプログラミング(110)ARM64(AArach64)SCVTF、UCVTF

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前回まで浮動小数点数を整数または固定小数点数に変換するFCVT命令群を練習してきました。今回は逆、整数または固定小数点数を浮動小数点数に変換するSCVTF(符合付整数から)、UCVTF(符合無整数から)命令です。そんなん簡単じゃろう、と思うと意外とメンドイ奴らであります。元は整数なのに「丸め」が関係してくる、どゆこと?
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定番回路のたしなみ(21) CD4046でPLL(フェーズロックドループ)その3

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前回、CD4046を使って入力クロックと1:1でフェーズロックする回路を実験しました。でも1:1ではPLLっぽくないすよね。今回は4ビット・カウンタ、TC4520BPを分周器として使用してみます。VCO出力と位相検出器の間に分周器を挿入し、クロックを逓倍してみます。控えめ?な2逓倍ですけれども。

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MicroPython的午睡(99) STM32版、Nuceloのクロック速度つづき

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今回は前回いまいちスッキリしなかった内蔵PLLの周波数測定を行ってみます。そのついでにIOポートの「スピード」も調整してみたいと思います。また、別シリーズでBit Banging速度についていい加減なことを書いてしまったので、STM32版のMicroPythonでの速度を測ってみます。いろいろ落穂ひろい編ね。 “MicroPython的午睡(99) STM32版、Nuceloのクロック速度つづき” の続きを読む

データのお砂場(76) R言語、rock、石油貯留層の油層岩サンプル、特性測定結果とな

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前回に続き、今回も「どう処理したらよいのかサッパリ」なサンプルデータセットです。rockとな。どうも石油貯留層から取り出した岩石サンプルの物理的な測定結果のデータセットみたいです。ただサンプルデータ眺めていても、なんのこっちゃサッパリ分かりませぬ。処理例等も一切なし。しかし国土交通省様がヒントをくれる?と。ホントか。

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SPICEの小瓶(23) 電圧制御電圧源のPOLYでアナログ電圧加算器のビヘイビアモデル作る

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前回、非線形な従属電源モデルの特性係数を外部から与えることができるようになりました。これも「POLY記法」のお陰です。とっつき悪いですが慣れれば強力。でもPOLYは非線形といわずとも線形なモデルでも活躍可能。今回はアナログ電圧の加算器のビヘイビアモデルをPOLYを駆使?して書いてみます。簡単? “SPICEの小瓶(23) 電圧制御電圧源のPOLYでアナログ電圧加算器のビヘイビアモデル作る” の続きを読む

Rubyと一緒(1) GR-CITRUSでビットバンギングの周波数を測ってみる

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特価品(見切り品?)のGR-CITRUSボードを入手。Rubyの組み込み版mruby処理系がルネサスRX631マイコンに書き込み済のボードであります。開発ツールについてはちょいと不安があるものの、Rubyでマイコンが制御できとります。今回はありがちな「ビットバンギング」で処理速度の目安を調べてみとうございます。 “Rubyと一緒(1) GR-CITRUSでビットバンギングの周波数を測ってみる” の続きを読む

忘却の微分方程式(90) 反復練習53、2変数関数の極限を求めよと、Maxima

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今回より、多変数関数に突入、ようやくです。偏微分したり重積分したりと前途洋々(多難?)であります。まずは極限から。Maxima様には極限を求めるlimit関数ありますが、調べたところでは多変数対応ということはないみたい。でもま、定石どおりに処理すれば(するのはMaxima様ですが)できないことはないっと。 “忘却の微分方程式(90) 反復練習53、2変数関数の極限を求めよと、Maxima” の続きを読む

OPアンプ大全を読む(14) Slew Rate、大信号のときの周波数応答を支配する

SR
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なかなか読み進められない『オペアンプ大全』ですが、今回は第2部Chapter-1の4-6 オペアンプの周波数応答、に入ります。といっても今回は前半のみ。大信号特性(出力信号が元気よく振れるとき)です。小信号特性はまた次回。大信号(といっても振幅はV単位、多分)のときに支配するのはSlew Rateだと。 “OPアンプ大全を読む(14) Slew Rate、大信号のときの周波数応答を支配する” の続きを読む

鳥なき里のマイコン屋(165) 特価品(見切り品?)、GR-CITRUS入手、なんとかLチカ

GR-CITRUSonBB
Joseph Halfmoon

マイコンボードの特価品(見切り品?)、お安いのはありがたいですがリスクもありです。「推し」から外れたボードは開発ツールの更新がされないどころか、積極的にツールがダウンロードできないような処置が施されることも多いデス。特に「大メーカ」様のマイコン機種では。ルネ様のGR-CITRUSではいかがか?私はRubyが使いたい。
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連載小説 第124回 4ビットAI内蔵 “詠人舞衣子” の思い出

Maiko Yonbito
Momoe Sakurada
ペンネーム
桜田モモエ

<これまでのあらすじ>

サイコーエジソン株式会社の詠人舞衣子(よんびとまいこ)です。訳あって4ビットAIを内蔵しています。心理学科卒文系女子ながら先端技術製品のICの営業に携わっています。米国現地法人のSS-Systemsを経て、今はミュンヘンにあるヨーロッパ現地法人のEdison Europe Electronics GmbHに勤務。携帯電話が爆発的に売れる中、我々の電子デバイスビジネスも絶好調。日本への帰任まであとわずかです。 “連載小説 第124回 4ビットAI内蔵 “詠人舞衣子” の思い出” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(148) LEDをライトセンサとして使う、実用になるじゃん

LEDlightSensor
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「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」、今回は2023年1月号の2回目実習です。ぶっちゃけ前回の回路をダーリントン接続に変更しただけ。「前回の素の回路」では頼りなかった出力電流がガツンと流れだしました。これならセンサとしてみても十分実用になるんでないの?知らんけど。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(148) LEDをライトセンサとして使う、実用になるじゃん” の続きを読む