介護の隙間から(27) 服薬管理、いろいろあるけど

今回取り上げさせていただくのは「服薬管理」の問題です。お年寄り、それも要介護、要支援ともなれば、各種の持病あり、服薬は必須でしょう。その上、記憶力、認知の問題もあり、この管理はなかなか難問なようです。一般社団法人全国介護者支援協会さんのサイトに、ちょっと古い(2012年)資料ですが、この問題に関するアンケート調査結果(介護する側の人に対する)がありました。引用させてもらうと、

服薬管理は在宅介護者の大きな負担

だそうです。資料を拝見すると要介護度があがるほど、薬も増えれば、苦労も増えるという傾向が見てとれます。当然、介護する側の苦労だけでなく、服薬する側の高齢者の方には、薬を「ちゃんと飲めない(飲み過ぎる危険もその中にあります)」リスクが大。そんな「服薬管理」に電子デバイスは何か貢献できる部分があるのでしょうか。

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AIの片隅で(3) バオバブ、データセット制作の強みは多言語コミュニティ

最近は、何かのフレームワークでちょっと「AIしてみよう」などと思い立つと「学習済」の係数データなどが一発でロードでき、ものの数分でサンプルプログラムが動いたりします。それで「ちゃんと認識した」などと喜ぶわけです。しかし、そのサンプルの陰には、学習にコンピュータがついやした時間があり、それどころか、学習用のテストセットを作るために「人間」が費やした膨大な時間もあったりします。私も実は小さな学習用のデータセットを作ったことがあるのです。ま、いろいろ小さなプログラムを作ったりして合理化はしましたが、基本は自分の目でみて画像を分類なので、とても面倒くさい、というよりやっていると「飽きる」作業でした。世間にはダウンロード可能な既存データセットもない分けではないですが、大抵は何かコンテストの題材だったりします。自分固有の目的にあったデータセットなど落ちている分けがありません。この手の作成需要があるんじゃないか、と思っていたところ、団員4号から連絡がありました。

テレビでやってるよ、TBSがっちりマンデー!!

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鳥なき里のマイコン屋(28) FTDI、繋ぐに徹するMCU

本日取り上げさせていただく会社は、Future Technology Devices International Ltd.と長い名前の会社です。多分、略称の“FTDI”の方がずっと良く知られているような気がします。そして、半導体業界人に“FTDI” と問いかければ、合言葉のように、

 “USB”

と返事がくるくらい、この会社はUSBと何かを繋ぐことに徹した会社です。この会社のマイコン製品においてもそれは例外ではありません。

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土木でエレキ(5) 衝撃弾性波法と使われるセンサ

このシリーズの前回で、『「衝撃弾性波法」です。これは技術的に興味があるので、また別稿を設けて取り上げさせていただきたいと思います。』などと書いているので、今回はその宿題に取り組みます。その測定方法にも興味は勿論なのですが、デバイス屋視点ですから、即物的に、ぶっちゃけどんな「電子デバイス」が使われているの?というのを知っておきたい、ということになります。それにしても弾性波という言葉を聞くと、P波とS波という言葉が即座に浮かびます。

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鳥なき里のマイコン屋(27) Ambiq Micro、超低消費電力MCU

ここまで取り上げさせてもらってきたマイコン屋さんの多くで、買収や合併などを通じてMCU製品ラインが整理統合されてきた様子を窺い知ることができました。どの会社にも「利益率が高いとは言えないマイクロコントローラ事業」と格闘してきた「長い歴史」がある、と言えるでしょう。マイクロコントローラを事業にしている会社の数はかなり減っている、というのが実感です。そんな今時、といっても2015年ですが、マイクロコントローラに新規参入した会社があるのです。米国テキサスのAmbiq Micro社です。

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介護の隙間から(26) 冷蔵庫管理、悩みはつきない

在宅、一人暮らしの高齢者の暮らしの上で、問題になりやすいのが冷蔵庫の管理です。ある程度自立して買い物もできるし、自炊もできる、けれど冷蔵庫に何入れたのか記憶できないので賞味期限ぎれどころか野菜などドロドロに溶けてしまう、といった事態です。なんとか電子デバイスで自立した暮らしをサポートできないものかいな、と思っていたのです。すると日立が食材の管理などできる「コネクテッド冷蔵庫」を発売した、という1月24日付のニュースを目にしました。これがあれば高齢者の自立した暮らしをサポートできるのか?ちょっとお高い価格だが?

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鳥なき里のマイコン屋(26) Intel, the last MCU, Quark終った

実を言えば、このMCU屋さんを経めぐるシリーズの最後までとっておこうと思っていたのです。MCU業界の元祖、本家、なんと形容してもよいでしょうインテルです。しかし、先手を打たれてしまいました。インテルの製品ラインの中で、ただ3機種(オーダー番号には5品種)、ROM、RAM搭載したマイクロコントローラとして残っていたQuark 製品に悲しいお知らせです。インテルが1月18日に出した資料からタイトルを引用させていただきます。

Intel® Quark™ products,
PCN 116715-00,
Product Discontinuance, End of Life

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鳥なき里のマイコン屋(25) Panasonic セミコンダクターソリューションズ

なんとか世界中のマイコン(マイクロコントローラ)ベンダを網羅すべく活動しておるのですが、まだまだ「大物」なところも列挙しきれておりません。昔に比べるとベンダの数は激減したかにも思えるのですが、マイコン屋は死なず、という感じです。本日、取り上げさせていただくのは、Panasonic セミコンダクターソリューションズ社です。いろいろ変転はあったにせよ、Panasonicの半導体子会社ということで間違いありますまい。略称は、PSCS。(Panasonic Semiconductor Solutions Co. Ltd.なので、何でPSSCにしなかったのか個人的な疑問が残ります。知っている方いらっしゃいましたらお教えください。)

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土木でエレキ(4) コンクリートの非破壊検査技術の評価結果を覗き見

前々回、調べる対象を「橋梁」ということで絞ったので、今回は橋梁の維持管理(見守り)に使われる「リーディング・エッジな」(電子デバイス的な表現ですが)技術をいくつか調べてみたいと思います。例によってNETIS維持管理支援サイトを見てみると、ちょうど「手頃」な資料がありました。1年近く前のものですが、2018年03月29日付けの

「コンクリート構造物のうき・剥離を検出可能な非破壊検査技術」の評価結果について

という資料です。NETISはトップページから入ると名前こそ聞かれませんが、「どのような立場の人物か」聞かれるようになっている(ぶっちゃけ、私のような素人は「その他」ですが)ので、直接この資料へのURLを張るのがはばかられました。もし関心があるようでしたらちゃんとトップから入って質問に答えた上で探してください。

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介護の隙間から(25) 物忘れ対策、それとも見守り、スマートタグ

「防ペ小老、見守りの4大用途」などと勝手なことを書かせていただいております。防は防犯、ぺはペット、小は子供で老は「シニア」の方々です。しかし、こと「シニア」に関しては一方的に見守れば良いのか、というとどうも違うように思われます。やはり「シニア」には「シニア」の暮らしがあり、そこで役立つような電子デバイスがあるべきじゃな~と常々思うんであります。物忘れが多くても、楽に暮らせる的なサポートグッズが何かできないかな、と。そんな中、「小物」ですが役立ちそうな電子デバイスの一つがスマートタグと言われるものです。

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Literature watch returns (1) 進化するSDR連載、トラ技、CQ出版

SDRで検索すれば、IMFの「特別引き出し権」が真っ先にヒットします。しかし、新旧「ラジオ少年」どもの群れ集う一角では違います、SDR=Software Defined Radioです。デジタル回路の高速化のお陰で、無線送受信機の機能の大部分をソフトウエア定義のデジタル処理で実現できるようになりました。応用も広がっており、注目の技術ではあるのですが、いざ素人が勉強しようとすると、入門用にちょうど良い文献が少なく難渋します。そんな中、CQ出版社の出版物にはお世話になるのですが、このほど「また」SDRの連載が「トランジスタ技術」で始まっています。この分野の技術の「進化」が読み取れる連載です。

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鳥なき里のマイコン屋(24) ABOV Semiconductor, メモリの国のMCUベンダ

Gartnerから2018年の半導体売上高のランキングが発表になっていました。トップ10から日本企業が消えた、というニュースを見た方も多いのではないかと思います。実際には東芝メモリが東芝デバイス&ストレージと分割してカウントされるようになったためとは言え、往年の日本半導体を知るものにとっては「悲しいお知らせ」でしょう。一方、御隣は、Samsung Electronicsが首位、SK hynixが3位と、がっちりランキング上位を占めています。まったくもってメモリのお陰です。しかし、ことマイコン、MCUとなるとほとんど存在感はありません。Samsungは、スマホ向けのArmベースのSoCプロセッサは有名ですが、MCUは米IXISに出してしまったようです。そんなメモリの国にも、マイコン屋はいたのです。

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鳥なき里のマイコン屋(23) Maxim Integrated, セキュアとウエアラブル

「マキシム」というと「コーヒー」のブランドを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、半導体業界では、Maxim Integrated社に決まっています。この会社に対する業界内でのイメージは「アナログの会社」でしょう。これまた、一般では「アナログ」というと「デジタル」より遅れているようなイメージを持たれるかもしれません。しかし、半導体業界では、「アナログが強い」=「ガッツリ儲けている」というイメージです。デジタルは誰でもできますが、良いアナログは限られたところでしかできません。そんなMaxim社にもデジタルなマイコン(マイクロコントローラ、MCU)はあるのです。

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土木でエレキ(3) もうすぐ締切、土木学会インフラデータチャレンジ

土木分野でもAIとIoTを活用すべし、ということで動いている人が多いようです。そのものズバリのコンテストが今まさに締切になろうとしていました。

土木学会インフラデータチャレンジ

応募作品の概要登録期限が1月19日、作品そのものの登録期限が1月26日です。今日は1月17日なので、明日一杯くらいに何か「アイディア」を思いつけば、「アイディア部門」に応募できないこともないですが、ちと時間が無さ過ぎですね。特に「アプリ部門」には。賞金総額200万円、最優秀賞50万円だそうです。もう少し早く気づいておれば、応募したのに。。。

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