忘却の微分方程式(104) 反復練習67、二重積分その2、Maxima

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Joseph Halfmoon

今回は前回の続きの二重積分です。前回よりも「微妙に」ムツカシくなっているのは、積分領域Dが「マルでも三角でもないちょっと複雑な形」になっているうえに、単なる数値じゃなく文字定数で記されているところです。文字のままではグラフが描けんな。とはいえ解くのはMaxima様なので、そんなことは知ったこっちゃね~。大丈夫か?

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SPICEの小瓶(35) 理想ダイオードでビヘイビアなピーク検出

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Joseph Halfmoon

オペアンプとダイオードを使えばカッコいいピーク検出回路をつくれますが、ダイオードだけではどうしてもVF分の電圧降下が見えてしまうっと。このところ「ビヘイビアな」SPICEモデルを動かしてみているので、ダイオードのモデルに「介入」すれば、VF分電圧降下しないピーク検出回路ができるんでないかと。勿論ビヘイビアだけれども。
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モダンOSのお砂場(62) UNO R4、ルネサスRA4M1でFreeRTOS、タスク生成

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Arduino UNO R4登場。ルネサスのArmマイコン搭載。32ビット機なのでArduino IDE環境を使いつつ、FreeRTOSベースで使ってみようかと思います。別シリーズでFreeRTOSでLチカのサンプルコードを動かしているので、今回はその構造のおさらいから。まずはタスク2つ作ってダブルLチカ。ありがち。

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データのお砂場(90) R言語、benchmark64.data、bit64パッケージ

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Joseph Halfmoon

前回、R言語の中にあって各種サンプルデータセットを提供してくれているdatasetsパッケージに含まれているデータセットをついに舐め終わりました(身についているのかは怪しいケド。)今回からは他のパッケージに含まれているサンプルデータセットを眺めていきたいと思います。最初はbit64パッケージとな。 “データのお砂場(90) R言語、benchmark64.data、bit64パッケージ” の続きを読む

鳥なき里のマイコン屋(173) 久しぶりのRISC-V、8ピンCH32V003で吉例Lチカ

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Joseph Halfmoon

大分以前にRISC-V搭載マイコンGD32VF103を触っていたことがありました。当時もRISC-V搭載ボードの「お求めやすさ」は印象深かったです。しかしそれを上回るインパクトがあるのがWinChipHead(WCH)ブランドのマイコン群です。超お買い得?既に試された方も多く、今回は先達の跡をたどって吉例Lチカをしてみます。 “鳥なき里のマイコン屋(173) 久しぶりのRISC-V、8ピンCH32V003で吉例Lチカ” の続きを読む

OPアンプ大全を読む(27) 第6章高速OPアンプに入ったものの、BJTのプロセスが気になる

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Joseph Halfmoon

ついに第2部第6章に突入いたしました。訳者は石井聡先生とな。一気にムツカシくなる雰囲気もあり。電圧帰還形から電流帰還形へと巡る流れは「いつか来た道」なのでありますが、今回は章の冒頭からプロセスもバンバン登場。面白そうなのですが、MOSロジックデバイスしか知らないこの年寄にはBJTはキツイっす。参考資料など探索。
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オプション沼(24) gcc、multichar定数、noなのnoじゃないの?

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Joseph Halfmoon

gccのオプション、「no-ナンチャラ」で指定なし、noなしの「ナンチャラ」で指定あり、という両方があるものが多数ありますな。今回のWno-multichar(あるいはWmultichar)もそのようなオプションの一つです。だいたいmulticharacter constantなんて使ったことねーずら。何それ。

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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(160) AD2のプロトコル・アナライザ機能を使ってみる

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Joseph Halfmoon

アナデバ様の日本語ページの進捗に追いついたので、今回はまたAnalog Discovery 2の機能を使ってみる編に戻りたいと思います。今回使ってみるのはデジタル機能、プロトコル・アナライザです。いつもロジアナ機能の御供のプロトコル解析の方を使っていたので今までうっちゃっておいたもの。使ってみればこれはこれで便利かと。
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GoにいればGoに従え(24) TinyGo Driversを使ってNeoPixel接続

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Joseph Halfmoon

前回はちょっとマイナーで冒険的なインタフェースのシリアルLEDを光らせてみました。今回は定番のシリアル接続フルカラーLED Neopixel(WS2812)を光らせてみます。前回と違い「定番デバイス」なのでTinyGo Driversというドライバセットを使うことができます。自前でドライバ書かなくても良いのでお楽。 “GoにいればGoに従え(24) TinyGo Driversを使ってNeoPixel接続” の続きを読む

PIC三昧(3) お手製書き込み治具で小ピンPIC書き込みOK, ダメなやつもあるけれど

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Joseph Halfmoon

PICマイコンが電子工作に向いているのは小ピンDIPパッケージ品の存在が大きいかと思います。はんだ付けでやるにせよ、ブレッドボード上に組み立てるにせよ、小ピンDIPはお楽。手元にも小ピンDIP対応の書き込み治具が欲しくなりました。自作は簡単。電源、グランドに信号線数本を接続するのみ。これで複数種類のパッケージ対応。 “PIC三昧(3) お手製書き込み治具で小ピンPIC書き込みOK, ダメなやつもあるけれど” の続きを読む

手習ひデジタル信号処理(92) Scilab、デシメーション処理、サンプルデータで動作確認

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Joseph Halfmoon

前回まで「お求めやすい」ソフトウエア無線受信USBドングルRTL-SDRから取得した信号をScilabへ引き込むべくPythonプログラムなど作成。一応の完成後、間が空いてしまいました。忘却力の年寄はほぼ完全に忘れております。今回からデータを受け取る側のScilabでの処理をやっていこうと思います。また直ぐに忘れる?
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部品屋根性(100) WS2812B、NeoPixel、シリアル制御フルカラーLED

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Joseph Halfmoon

このところ、DS18B20、OST4ML5B32Aと1本の信号線で通信するペリフェラルを動かしてきました。そこにNeoPixel、デバイス的にはWS2812が入ってないのはマズいだろ~。ということで今回はシリアル制御LEDの代表選手、NeoPixelことWS2812Bを動かしてその通信波形を眺めてみたいと思います。

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MicroPython的午睡(112) ESP32版、heapqで乱雑タプルを昇順にとりだす

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Joseph Halfmoon

前回は先入れ先出しが可能なデータ構造 deque を使ってみました。今回は入れる順序には関係なく、入れたデータの大小関係によって取り出しの順番が変わる heapq を使ってみます。まさにヒープソートのアルゴリズムみたいです。端からデータをしまっていけば、取り出すときには大小関係順序通りに取り出せるので便利。ホントか? “MicroPython的午睡(112) ESP32版、heapqで乱雑タプルを昇順にとりだす” の続きを読む

ぐだぐだ低レベルプログラミング(123)ARM64(AArach64)LDNP/STNP

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Joseph Halfmoon

前回はレジスタ・ペアをロード/ストアするLDPとSTP命令を練習しました。今回のLDNP/STNP、「表向きの機能」はLDPとSTPとクリソツです。アドレシングモードが少ないことを除けば見分けがつきません。しかしこの命令の真の機能は無駄にキャッシュラインをアサインしないことにあります。確かめるのはムツカシーです。

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