RustにいればRustに従え(12) まずはspawnとchannelでマルチスレッド。

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Joseph Halfmoon

前回は素朴な2次元ループ、勿論シングルスレッドで行列積を求めました。今回はこれに手をいれてマルチスレッド化してみたいと思います。調べたところ「データ並列を活用」するrayonクレートというものが魅力的だったのですが、今回はRustのフツー?のthreadを使ってRust風の並列化を学んでいきたいと思います。 “RustにいればRustに従え(12) まずはspawnとchannelでマルチスレッド。” の続きを読む

ブロックを積みながら(114) Node-RED、『はじめてのノード開発』やってみた

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Joseph Halfmoon

手元のNode-REDのパレットのノード、舐めてみた感があり。ようやく。今回からは「新たな地平」です。自前でノード作ってみるだけなんだけれども。「Node-RED User Group Japan」様のお陰でドキュメント充実。今回は『はじめてのノード開発』なるページをそのままやってみただけ。ノード追加できましたぞ。

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部品屋根性(89) HD14066、いつの時代のチップだ?アナログスイッチ、定番ではある

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Joseph Halfmoon

CD4016/CD4066はCMOS4000シリーズのアナログスイッチIC。古いデバイスとは言え定番、いまだに製造しているメーカもありです。今回動かしてみるHD14066はCD4066の端子互換品です。日立マークが燦然と輝く一品。何時の時代のチップだ?最近、1年以内くらいに仕入れた筈なのだけれども。在庫があったのね~。 “部品屋根性(89) HD14066、いつの時代のチップだ?アナログスイッチ、定番ではある” の続きを読む

GoにいればGoに従え(15) TinyGo、クラスは無いけど。micro:bit v2

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Joseph Halfmoon

一時期、あの言語もこの言語もオブジェクト指向、いえ「クラス原理主義」にハマっていたと思う私メでございます。Go言語にはアカラサマなクラスというものは有りませんが、クラス的な型structと型に引っ付いたmethodがあり。このくらいが私メには丁度いい感じがします。折角なので練習してみました。題材は移動平均とな。
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手習ひデジタル信号処理(81) Scilab、ライブラリの.binファイルのミスマッチ?

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Joseph Halfmoon

前回Scilab comm_tbxの復調(demodulation)系の関数使ってみたけれど動かない、ダメじゃん、とブー垂れました。その後、ライブラリの内部に立ち入ってちょいと調べたところ一部原因が分かってきました。なんだ、直るじゃん。今回はエラーを回避して動くようになった関数使って、askの変調、復調をやってみます。 “手習ひデジタル信号処理(81) Scilab、ライブラリの.binファイルのミスマッチ?” の続きを読む

帰らざるMOS回路(35) TC4520BP、4ビット・バイナリ・カウンタでリハビリ?

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Joseph Halfmoon

半年もロジックお休みしてしまいました。マイコンの御供とか、アナログの御供でロジックしても真剣さが足りませんな?お休みした後のリハビリとて(忘却力の年寄にはリハビリがいるのです)「出来合いの」ロジックICを何個か動かしてその動作を観察していきたいと思います。今回は4ビット・バイナリ・カウンタ TC4520BPです。
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MicroPython的午睡(101) ESP32版、PWMのサンプルプログラムそのまま

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Joseph Halfmoon

前回ESP32版のMicroPythonが復活したので触っていきたいと思います。よい塩梅に比較対象になるボードを別シリーズで使い始めたのでそちらの進捗とも合わせて、実験してまいりたいと思います。今回はPWM出力であります。キホンのキなのでドキュメントとサンプルも充実。今回はサンプルそのまま動かしてみただけ。
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ぐだぐだ低レベルプログラミング(112)ARM64(AArach64)積和は”fused”

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Joseph Halfmoon

今回から浮動小数の積和演算に入ります。「掛けた結果を足しこむ」積和演算は、積分というかコンボリューションというか、信号処理かAIか、近代的な各種アルゴリズムで多用される演算です。何万回どころか何億回も。そのような計算を高速化してくれる積和演算命令ですが、普通に掛けてから足すのとは結果が微妙に違うことがあると。ホントか?
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SPICEの小瓶(25) 電圧制御電流源のPOLYでアナログ電圧除算回路ビヘイビアモデル作る

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Joseph Halfmoon

前回前々回と電圧制御電圧源のPOLY記法を使ってアナログ電圧の加減算、乗算のビヘイビアモデルを作ってLTspice上で動作確認。今回はアナログ電圧除算回路のビヘイビアモデルです。この除算の算法は自分ではとても思いつかなかったので、ほぼ30年前の例の御本を取り出してきてのぞき見。やっぱ数学できるヒトは違うよ。

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Rubyと一緒(3) GR-CITRUSでパッシブ・ブザーを鳴らしてみる

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Joseph Halfmoon

特価品(見切り品?)のGR-CITRUSボードで組み込みRuby(mruby)してます。前回はPWM出力しました。PWMはデューティ比可変ですが周期は固定。周期は変えられないの?というとtoneメソッドで周期可変(でもデューティはお任せ)の信号を出力できるようです。パッシブ・ブザーに出力すればメロディーを奏でられる?
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データのお砂場(78) R言語、stackloss、オストワルト法の「逆効率」データとな

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Joseph Halfmoon

今回のデータセット、stackloss名と別に、stack.xとかstack.lossという名でも呼び出せるみたいです。独立変数3個がstack.xで、従属変数1個がstack.loss。stacklossには「もれなく」両方入っているのでこれをロードすりゃええ、というこってす。今回のデータはなんだ、無機化学?
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忘却の微分方程式(92) 反復練習55、合成関数の偏導関数、無理やり当てはめる?Maxima

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Joseph Halfmoon

前回は偏微分だろうが全微分だろうがdiff()関数におまかせの回だったです。今回は合成関数だろうが何だろうがやっぱりdiff()関数におまかせの回です。教科書的には定理を使って解いてね、という思し召しの回なのですが、定理使わんでも、無理やり定理に当てあはめてもMaxima様にお願いすれば結果は同じだと。

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OPアンプ大全を読む(16) 周波数特性 6dB/oct、12dB/oct それが問題だ

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Joseph Halfmoon

前々回前回と周波数応答に関係するパラメータである、スルーレート、セトリング時間を順に勉強してきました。今回は周波数応答の本命?利得帯域幅積(GBW)です。ただね、電圧帰還形オペアンプと電流帰還形オペアンプで特性というか考え方が多いに異なるみたいです。今回は電圧帰還形オペアンプの回ぞなもし。刻むな、自分。

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連載小説 第126回 4ビットAI内蔵 “詠人舞衣子” の思い出

Maiko Yonbito
Momoe Sakurada
ペンネーム
桜田モモエ

<これまでのあらすじ>

サイコーエジソン株式会社の詠人舞衣子(よんびとまいこ)です。訳あって4ビットAIを内蔵しています。心理学科卒文系女子ながら先端技術製品のICの営業に携わっています。10年近くに及ぶ海外赴任(アメリカ、ドイツ)を経て、4月から久し振りの日本勤務です。20世紀も終焉に近づいていく中、我々の電子デバイスビジネス(半導体、液晶表示体、水晶発振デバイス)はどうなっていくのでしょうか。

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