ぐだぐだ低レベルプログラミング(115)ARM64(AArach64)FMAX, FMIN

FMAX_EC
Joseph Halfmoon

今回は2つのソースオペランドのうち大きい方を求めるFMAXと小さい方を求めるFMINです。でもね、この命令それほどシンプルでもありません。メンドクセー奴、NaN(Not a Number)がからんでくるから。2命令FMAXとFMAXNMの差はNaNのとりあつかい次第。NaNにあまり深入りせずにお楽に行きたいです。
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部品屋根性(91) 2N3904を題材にAD2のカーブトレーサ機能を使ってみる

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Joseph Halfmoon

前回AnalogDiscovery2のインピーダンスアナライザ機能を「再発見」。今回はカーブトレーサ機能を使ってみます。トランジスタ(バイポーラ、MOSFET)でも各種ダイオードでもI-V静特性など測定できるツールです。使ってみたらば簡単。すぐにグラフが描けます。こんな便利なものを使わずにいたなんて宝の持ち腐れ。
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MicroPython的午睡(104) ESP32版、改めてModule群を眺めてみる

esp32micropythonModulesEC
Joseph Halfmoon

このところ前日の別シリーズ「Rubyちゃん」と似たことをMicroPythonでやってみる流れです。今回はRubyちゃんでは見当たらないとブーたれていたAPIについて、使用中のESP32版のMicroPythonでどうなっているのか調べてみました。ドキュメントには書いてないことも多いので最後は「マシンに聞く」のが確実。

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データのお砂場(81) R言語、sunspot.month、オケイジョナリにアップデート?

rugCompPlot
Joseph Halfmoon

R言語所蔵のサンプルデータセットをABC順(大文字)優先で拝見させていただいとります。前回は太陽黒点関係のデータセット3種を一気にロードして比較してしまいました。しかし似ていても異なるデータセットです。個別に処理例が付属しております。今回はsunspot.monthデータセットの処理例をそのまま練習してみます。 “データのお砂場(81) R言語、sunspot.month、オケイジョナリにアップデート?” の続きを読む

OPアンプ大全を読む(19) 3種のノイズのせめぎあい?OPアンプ内部のノイズでは

op27noise
Joseph Halfmoon

今回は外来ノイズではなくOPアンプ内部のノイズの回です。『大全』の該当部ではちょうどOP27を題材に解説されてましたので冒頭画像にOP27の規定を引用させていただきました。電流ノイズ pA/√Hzだって。スゲー小さいな無視無視などと思っていたら大間違いでした。3種のノイズの主導権争い、決め手は信号源インピーダンスだと。
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Rubyと一緒(6) GR-CITRUS、digitalRead、ポーリングするしかない?

MeasureFrequency
Joseph Halfmoon

特価品(見切り品?)のGR-CITRUSボード(RX631搭載)で組み込みRuby(mruby)してます。見つからないものに「割り込み」と「タイマ」のAPIがあります。しかたがないので今回は端子のデジタル入力をポーリングで監視、外部入力信号の周期を「ソフトループ」で測ってみました。そういうことにRuby使うなと?
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忘却の微分方程式(95) 反復練習58、偏微分でもマクローリン展開はテイラー、Maxima

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Joseph Halfmoon

まだ偏微分の練習をしていて本題の微分方程式に行き着けませぬ。何時になるのか?といって手を抜いて進捗を速めるのみ?さて今回は2変数関数のマクローリン展開です。マクローリン展開はテイラー展開の特殊型?なのでtaylor()関数一発で求められます。しかし「マクローリン」というのを避けている気がするんだが、気のせい? “忘却の微分方程式(95) 反復練習58、偏微分でもマクローリン展開はテイラー、Maxima” の続きを読む

部品屋根性(90) マイクロインダクタ、AD2のインピーダンスアナライザ機能で測ってみる

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Joseph Halfmoon

別シリーズにてLC発振実験。マイクロインダクタを使用。470μH、アキシャルリードでブレッドボードに刺しやすいです。規定の周波数(0.796MHz)でのインダクタンス、Q値、そしてDCでの抵抗、最大電流など仕様書にきっちり書かれているのですが周波数特性のグラフなどは付属してません。そういえばということで思いだしました。

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オプション沼(15) インクルードガードの闇?-Wno-import、#importは非推奨

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Joseph Halfmoon

遥か太古の時代、C言語をかじり始めた最初からインクルードガード書いてきました。メンドクセーけど真面目にCプログラム書くときは必須。しかし書かずに済ませる方法があったです、#import。元はといえばObjective-Cの機能みたいですが、gccならフツーのCでも使えていた。知ってた?でも今はその立ち位置微妙。
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連載小説 第128回 4ビットAI内蔵 “詠人舞衣子” の思い出

Maiko Yonbito
Momoe Sakurada
ペンネーム
桜田モモエ

<これまでのあらすじ>

サイコーエジソン株式会社の詠人舞衣子(よんびとまいこ)です。訳あって4ビットAIを内蔵しています。心理学科卒文系女子ながら先端技術製品のICの営業に携わっています。10年近くに及ぶ海外赴任(アメリカ、ドイツ)を経て、4月から久し振りの日本勤務です。20世紀も終焉に近づいていく中、我々の電子デバイスビジネス(半導体、液晶表示体、水晶発振デバイス)はどうなっていくのでしょうか。

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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(153) リファレンスのリファレンスにシャントレギュレータ?

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Joseph Halfmoon

アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』2023年2月号の実習2回目です。前回は負の参照電圧生成は「正の参照電圧をひっくり返す」ということで正の参照電圧にLED(部品キットに適当なツエナーがなかったので)を使いました。今回はバンドギャップリファレンス(シャントレギュレータ)の登場です。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(153) リファレンスのリファレンスにシャントレギュレータ?” の続きを読む

RustにいればRustに従え(14) 最初からVec型にしておけばよかったです。

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Joseph Halfmoon

前回、行列積のマルチスレッド計算の実行時間を測っていて、測定対象の計算負荷がスレッドのあれやこれやのオーバヘッドに比較して「軽め」なんでないの?という疑問を持ちました。それというのもスタック上に配列をとったがためのサイズ制限です。現代的なプロセッサにとっては100x100サイズなどは軽すぎる? “RustにいればRustに従え(14) 最初からVec型にしておけばよかったです。” の続きを読む

ブロックを積みながら(116) Node-RED、自前 data-check で過去最大?

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Joseph Halfmoon

前々回前回と「Node-RED User Group Japan」様の『はじめてのノード開発』を練習してみました。いよいよ自前のノードを作ってみます。最初はちんまりと、流れてくるデータの中で「過去最大」とか「過去最小」とかチェックしてくれるだけのノードを作ってみます。ポイントはコンテキストへのアクセスね。

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IoT何をいまさら(121) インタプリタもどき、WSL2上でGoogle-testその2

testResults
Joseph Halfmoon

前回、ユニットテスト用のWSL2環境上でですが、16進数と演算子からなる文字列を「インタプリタもどき」に渡して、お答えをもらうところまで作りました。今回はその続き、変数を導入です。数式の中に変数名を書いておくと、数値にして計算に使ってくれるもの。とりあえず変数の参照だけで、代入はまだなんだけれども。

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