手習ひデジタル信号処理(20) 母音音声合成器その5、合成された音を聞く

Joseph Halfmoon

前回、STM32F446REに書き込んだ母音音声合成器の出力波形を、スペクトログラムなどを使って「見て」みました。しかしね、なんです、音なのでこの耳で聞かねば。ということで今回は出力信号の先に大分前に組み立ててあった秋月製のスピーカアンプを接続、「聞いて」みましたぞ。実際の音声ファイルもありです。

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連載小説 第70回 4ビットAI内蔵 “詠人舞衣子” の思い出

Maiko Yonbito
Momoe Sakurada
ペンネーム
桜田モモエ

<これまでのあらすじ>

サイコーエジソン株式会社の詠人舞衣子(よんびとまいこ)です。訳あって4ビットAIを内蔵しています。心理学科卒文系女子ながら先端技術製品のICを販売する米国現地法人のSS-Systemsへ赴任しちゃいました。お仕事は毎日忙しくやっているんですけど、運命の人、Appleの青井倫吾郎さんと、とうとう結婚しちゃいました。それからもう1年以上経ち、日本へ二人で里帰り中です。ステキです。うふっ。 “連載小説 第70回 4ビットAI内蔵 “詠人舞衣子” の思い出” の続きを読む

ソフトな忘却力(14) ラズパイでgtest、CMakeLists.txt書くだけでOK

testRUNagain
Joseph Halfmoon

GoogleTest(gtest)は、C++用の単体テストツールとして定番ですが、遥か昔にちょっと使ったキリでとんとご無沙汰、すっかり忘却。おぼげな記憶によるとセットアップがメンドかった記憶が?今回ラズパイ上でやってみたら、まったくメンドくないです。CMakeLists.txtにチョイと仕込みを入れるだけで速攻テスト可能。テスト自体は書かないとダメだけどね。

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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(75) BJTで構成したカレント・ミラー回路その1

currentMirrorSimSchematicEC
Joseph Halfmoon

前回に引き続きNPNトランジスタを使った回路が題材、今回はカレント・ミラー回路ですな。いわば電流を複製できる回路。ICの内部じゃ結構頻繁に使われている気がします、知らんけど。けれどもディスクリートのトランジスタで構成するのはちとメンドイ。バラツくから?

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ブロックを積みながら(54) Node-RED、ATOMLiteフローにSqlite追加

ATOMLiteAfterEC
Joseph Halfmoon

トンガでの噴火の後、日本時間の夜中の「津波」警報には驚きました。巨大噴火の恐ろしさ。残念だったことがあります。気圧センサを常時動かしていたらもしかすると前兆の気圧変化波形とれていたんじゃないかと。でもATOMLiteに取り付けた気圧センサ動かしてなかったです。それにDBへの記録機能なし。これはイケない。

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モダンOSのお砂場(33) Mbed OS6、bare metal profile、Lチカ

NucleoF401_EC
Joseph Halfmoon

今回から Mbed OS6の bare metal profile というものを触ってみたいと思います。Mbed OS6のコアなRTOS部分を「欠いた」プロファイルです。しかし見てみるとマルチタスクっぽいこともできるみたい。毎度お世話になってきたMbed OS2の引っ越し先?それにVSCode+PlatformIOでビルドからデバッグまで出来る。なかなかじゃん。

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データのお砂場(11) R言語、Harman23.cor、因子分析?何が何やら

factor analysis barplot
Joseph Halfmoon

ABC順に端から「当たって」いるので、よく分からない分析手法が登場するのは当然です。今回は因子分析(factor analysis)とな。サッパリ分かりません。ターゲットのデータセットは「7歳から17歳までの305名の girlsの物理計測8種データの分散共分散行列」です。girlsは良いが、分散共分散行列とは何者。

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トホホな疑問(43) ヤバいよ、TX/RX逆刺し。自分の書いたラベルに騙された。

Bad WaveForm
Joseph Halfmoon

今回は、トホホな疑問というより、トホホな失敗であります。久しぶりにやらかしました。いろいろ調べた上で最終的に分かったのは、信号線に自分で貼り付けたラベルが間違っていた、ということ。過去の自分に騙されて、TX/RXを逆刺ししておりました。出力同士のショート! 端子が壊れないでよかった。

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ぐだぐだ低レベルプログラミング(47) RISC-V、K210、浮動小数点除算サイクル数

RISC-V fdiv CycDUMP
Joseph Halfmoon

今回から再びRISC-Vの実機(K210)を使って、浮動小数点命令を動かしていきたいと思います。今回は第44回でやったサイクル数の計測を浮動小数点の割り算命令に適用。流石に割り算命令には時間かかっているっしょ、みたいなところを眺めてみたいです。でもま、たまたまK210の実装で、この命令列ならこの程度くらいな数字かと。

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データのお砂場(10) R言語、HairEyeColor、クロス集計、mosaicplot

mosaicPlot001
Joseph Halfmoon

前回は線形モデル・単回帰でしたが、今回はクロス集計です。基本かつ王道のデータ処理で良い感じです。クロス集計に威力を発揮?するらしいmosaicplotを使ってみます。色を付けないと地味だけれども、色を付けるとかなりカッコよいです。ターゲットとするデータは、髪と目の色とな。

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手習ひデジタル信号処理(19) 母音音声合成器その4、STM32F446上実装を「見る」

aiueo_spc4
Joseph Halfmoon

前回まで3回にわたって母音音声合成器の「部品」3つの特性をScilabに計算してもらって眺めてきました。ようやく今回はSTM32F446上で動作確認であります。といっても三上先生のサンプルプログラムそのままなので動かない分けがないです。今回は「発声」された信号をよく「見て」みようの回。

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忘却の微分方程式(31) ベクトル解析その2、MathematicaとMaxima

WolfVplot_EC
Joseph Halfmoon

前回、勾配とか発散とかベクトル解析らしきことを少しやってみましたが、今回は、ベクトル場の図示です。Mathematica、カッコよく描けるのだけれども、非力なラズパイ3の限界を感じてしまいました。Maximaは3Dでやるのは面倒そう(やらないケド。)

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連載小説 第69回 4ビットAI内蔵 “詠人舞衣子” の思い出

Maiko Yonbito
Momoe Sakurada
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桜田モモエ

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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(74) NPNトランジスタ、エミッタ接地回路の周波数応答

2020JulyDutEC
Joseph Halfmoon

「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」の今回は2020年7月号です。しかし、前回に引き続き題材はNPNトランジスタ、2N3904を使ったエミッタ接地回路です。前回、分量が多かったので「周波数応答」は別の回にしちゃるわ、という感じですか。

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