定番回路のたしなみ(23) ど定番「電子工作業界?のハローワールド」非安定マルチバイブレータ

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Joseph Halfmoon

前回PLL-ICなどいじりながら気がついてしまいました。定番といいつつ、一番の定番をやってないんじゃないかと。そうです、電子工作業界?の一丁目1番地、いやHello Worldというべきか、皆さまお馴染みの非安定(無安定?)マルチバイブレータであります。LEDとりつけて目でチカチカするのが分かる周期の遅いやつです。 “定番回路のたしなみ(23) ど定番「電子工作業界?のハローワールド」非安定マルチバイブレータ” の続きを読む

帰らざるMOS回路(35) TC4520BP、4ビット・バイナリ・カウンタでリハビリ?

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Joseph Halfmoon

半年もロジックお休みしてしまいました。マイコンの御供とか、アナログの御供でロジックしても真剣さが足りませんな?お休みした後のリハビリとて(忘却力の年寄にはリハビリがいるのです)「出来合いの」ロジックICを何個か動かしてその動作を観察していきたいと思います。今回は4ビット・バイナリ・カウンタ TC4520BPです。
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SPICEの小瓶(25) 電圧制御電流源のPOLYでアナログ電圧除算回路ビヘイビアモデル作る

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Joseph Halfmoon

前回前々回と電圧制御電圧源のPOLY記法を使ってアナログ電圧の加減算、乗算のビヘイビアモデルを作ってLTspice上で動作確認。今回はアナログ電圧除算回路のビヘイビアモデルです。この除算の算法は自分ではとても思いつかなかったので、ほぼ30年前の例の御本を取り出してきてのぞき見。やっぱ数学できるヒトは違うよ。

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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(150) WaveForms、実験自動化最初の一歩?

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Joseph Halfmoon

『StudentZone』2月号の日本語記事がアップされるまでの「つなぎ」として、Digilent AD2、WaveFormsのScript制御の練習を続けてまいりたいと思います。いよいよ今回は実験自動化っぽいことをやってみます。印加するDC電圧をプログラムで制御しながら、そのときの電流、電圧を測定するだけのもの。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(150) WaveForms、実験自動化最初の一歩?” の続きを読む

GoにいればGoに従え(14) TinyGo、micro:bit v2、CDSセンサ読み取り

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Joseph Halfmoon

前回までで、micro:bit v2上でv1.5上でできていたことが出来るように復旧できました。今回からアナログ入力に戻ります。まずはDC的な動きのないアナログ電圧で処理できるものということでCDSセンサを取り付けてみました。ありがち?ちょっとした明るさの変化にも敏感に反応してくれるCDSセンサは実験しやすいです。 “GoにいればGoに従え(14) TinyGo、micro:bit v2、CDSセンサ読み取り” の続きを読む

定番回路のたしなみ(22) CD4046でFM復調(FM Demodulation)

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Joseph Halfmoon

CD4046は噛めば噛むほど味がでる(スルメか)デバイスであります。前回はフツーにPLL(フェーズロックドループ)で周波数の逓倍回路だったですが、今回はFM変調された波形から復調(デモジュレーション)を試みます。それにしてもテスト用にFM変調波形を作らないといけないけれどどうするの?

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SPICEの小瓶(24) 電圧制御電圧源のPOLYでアナログ電圧乗算回路のビヘイビアモデル作る

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Joseph Halfmoon

前回、従属電圧源のPOLY記法を使って電圧加算回路(係数マイナスにすれば減算回路)のビヘイビアモデルを作りました。今回はその余勢を駆ってアナログ電圧の電圧乗算回路のビヘイビアモデルを作りたいと思います。POLY記法がわかればほとんど一撃なんだ、これが。調子に乗りすぎ?

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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(149) WaveForms、測定データのセーブあれこれ

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Joseph Halfmoon

『StudentZone』の日本語記事の先頭に追い付いたので、今回はDigilent AD2、WaveFormの練習に戻りたいと思います。WaveFormの練習の前回では単純な電圧/電流計として測定結果を画面に出力しました。しかしWaveFormは波形データを内部に保持しているのでスクリプトからファイル出力もできます。
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定番回路のたしなみ(21) CD4046でPLL(フェーズロックドループ)その3

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Joseph Halfmoon

前回、CD4046を使って入力クロックと1:1でフェーズロックする回路を実験しました。でも1:1ではPLLっぽくないすよね。今回は4ビット・カウンタ、TC4520BPを分周器として使用してみます。VCO出力と位相検出器の間に分周器を挿入し、クロックを逓倍してみます。控えめ?な2逓倍ですけれども。

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MicroPython的午睡(99) STM32版、Nuceloのクロック速度つづき

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Joseph Halfmoon

今回は前回いまいちスッキリしなかった内蔵PLLの周波数測定を行ってみます。そのついでにIOポートの「スピード」も調整してみたいと思います。また、別シリーズでBit Banging速度についていい加減なことを書いてしまったので、STM32版のMicroPythonでの速度を測ってみます。いろいろ落穂ひろい編ね。 “MicroPython的午睡(99) STM32版、Nuceloのクロック速度つづき” の続きを読む

SPICEの小瓶(23) 電圧制御電圧源のPOLYでアナログ電圧加算器のビヘイビアモデル作る

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Joseph Halfmoon

前回、非線形な従属電源モデルの特性係数を外部から与えることができるようになりました。これも「POLY記法」のお陰です。とっつき悪いですが慣れれば強力。でもPOLYは非線形といわずとも線形なモデルでも活躍可能。今回はアナログ電圧の加算器のビヘイビアモデルをPOLYを駆使?して書いてみます。簡単? “SPICEの小瓶(23) 電圧制御電圧源のPOLYでアナログ電圧加算器のビヘイビアモデル作る” の続きを読む

OPアンプ大全を読む(14) Slew Rate、大信号のときの周波数応答を支配する

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Joseph Halfmoon

なかなか読み進められない『オペアンプ大全』ですが、今回は第2部Chapter-1の4-6 オペアンプの周波数応答、に入ります。といっても今回は前半のみ。大信号特性(出力信号が元気よく振れるとき)です。小信号特性はまた次回。大信号(といっても振幅はV単位、多分)のときに支配するのはSlew Rateだと。 “OPアンプ大全を読む(14) Slew Rate、大信号のときの周波数応答を支配する” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(148) LEDをライトセンサとして使う、実用になるじゃん

LEDlightSensor
Joseph Halfmoon

「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」、今回は2023年1月号の2回目実習です。ぶっちゃけ前回の回路をダーリントン接続に変更しただけ。「前回の素の回路」では頼りなかった出力電流がガツンと流れだしました。これならセンサとしてみても十分実用になるんでないの?知らんけど。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(148) LEDをライトセンサとして使う、実用になるじゃん” の続きを読む

定番回路のたしなみ(20) CD4046でPLL(フェーズロックドループ)その2

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Joseph Halfmoon

前回、定番のPLL-IC、CD4046を使い始めてみました。初回の前回はPLLの中心要素VCO(電圧制御発振器)の特性を眺めてみました。2回目の今回は、VCO出力に分周器などかませず1:1で外部からの入力信号にフェーズ・ロックを試みたいとおもいます。IC内蔵の位相比較器と外付けLPF(ローパスフィルタ)を追加。
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