第5回でTinyGoでI2Cを制御、今回はSPIを制御してみます。接続するのは米MicroChip社製の23LC512 SPI Serial SRAMです。メモリを相手にSPIの読み書きを確認する目論見。Xiao搭載のSAMD21G18は32KバイトRAM、もし一時保存領域が足らないような場合には利用するのもありか。
手習ひデジタル信号処理(37) IIRフィルタ、直交する正弦波発生器その2
前回はブロックダイアグラムをScilab+Xcosでシミュレーションしてみました。確かにIIRフィルタから直交する正弦波(つまりはSIN波とCOS波ですが)が生成されてました。今回は実機STM32F446RE上で確認したいと思います。使用させていただくプログラムは三上先生のプログラムそのままであります。
連載小説 第85回 4ビットAI内蔵 “詠人舞衣子” の思い出
<これまでのあらすじ>
サイコーエジソン株式会社の詠人舞衣子(よんびとまいこ)です。訳あって4ビットAIを内蔵しています。心理学科卒文系女子ながら先端技術製品のICを販売する米国現地法人のSS-Systemsへ赴任中。ビジネス環境にも大きな変化が起こり、インターネット、電子メール、Windows95と新時代を迎えていました。そんな中、夫の倫ちゃんに転職の話があり・・・。
SPICEの小瓶(9) hFE、意外と「境界線上」のその実体?ホントか?
特性の「揃った」BJT2個を並べて使いたい(ワンチップに2トランジスタのデバイスを買えば不要ですが)です。hFEが近い値ならいいんじゃね、と思いました。いろいろあるけれども hFEなら手元のハンディDMMで測れるし。しかし、ついテスタの測定条件とデータシートの測定条件を見て不安に駆られましたぞ。アナログ素人には皆目。
部品屋根性(72) 秋月電子通商DVD回路図集
前々から気になってはいたものの、購入をためらっていたのが皆さん大好き秋月電子通商殿謹製、DVD回路図集であります。ぶっちゃけ通販サイトの製品ページに行けばそれぞれ無料でダウンロードできるじゃん、極めてお求め易い価格と言えども、わざわざお金出して買うことない、という感じ。でも買ってしまいました。
部品屋根性(71) レベル変換おさらい5、3.3Vと5V間双方向その3、FXMA108
前回は簡単で方向制御も要らない回路でした。しかし、ハイへの遷移はプルアップ頼みなので速度的にはあまり速くできそうにありませんでした。今回はレベル変換専用のIC、オンセミFXMA108を使ってみます。方向制御お任せ、それでいて3.3Vと5V間であれば100Mbpsの信号を通せる、と。性能ダンチというやつ。
部品屋根性(69) レベル変換おさらい3、3.3Vと5V間双方向その1
前回は、5Vトレラントな端子を持つ74LCX245のお陰で5Vの信号を3.3Vに変換できました。245はもともと双方向のトランシーバーなのですが、5V電源に対応していない74LCX245では5V信号は出力できません。しかし同じ245でも2電源に対応、双方向に信号伝達できるデバイスがありました。74LVCH16T245。
MicroPython的午睡(66) ラズパイPico、非反転アンプのオフセットとゲイン調整
L.W.R.(43) 年度始まり恒例、トラ技誌付録、「エンジニア手帳」の変遷
今回は、CQ出版社のトラ技誌に年度始まり頃の号の付録についてくる「エンジニア手帳」3冊、前後7年の変遷を「考察」してみたいと思います。といっても大した内容ではないけれど。以前、Interface誌の「コンピュータ手帳」についても比べているのでそのトラ技版。
MicroPython的午睡(65) ラズパイPico、アナログコンパレータのトリップ電圧
前回MicroChip社製MCP4018デジタルポテンショメータをラズパイPicoに取り付けて制御。I2Cで制御できる「可変抵抗」です。今回は応用例としてデータシートに載っているアナログコンパレータの閾値調整をやってみます。想定の応用はセンサなどからのアナログ信号がある閾値を超えたらマイコンに割り込むとか。
部品屋根性(68) レベル変換おさらい2、3.3Vから5V、5Vから3.3V単方向
前々回、ロジックICを使ったレベル変換をおさらい。3.3Vから5Vへの変換ができました。続きの今回は当然5Vから3.3Vへの変換ですが、3.3Vから5Vへ行ってまた3.3Vへ戻ってくるというラウンドトリップで実験したいと思います。使用するICは、74VHCT541と74LCX245です。レベル変換は良いのだけれどもTSSOPの半田付けが辛いです。
MicroPython的午睡(64) ラズパイPico、デジタルポテンショメータを制御
今回ラズパイPicoに取り付けてMicroPythonで制御してみるのは、ソフトウエアで抵抗値を設定できる可変抵抗、デジタルポテンショメータです。MicroChip社製MCP4018であります。ソフトで制御できるというと回路をいじらないでも何かいろいろ出来そうで嬉しい気もします。まあ使い道にもよりますが。
部品屋根性(67) 三共社、充実のLTspice動画、アナログ回路もバッチリ?
すみません。売り上げ上位の半導体商社ばかり調べていたので、抜かりがありました。充実の解説動画のラインナップ、東京神田の三共社さんであります。充実しているのは渋谷道雄先生解説のLTSPICEおよびアナログ回路の動画です。これでもかというテーマと本数、今まで視聴していなかった私はモグリです。
部品屋根性(66) いまさらレベル変換おさらい1、3.3Vから5Vへ単方向
今回はロジックIC、といってもレベル変換のために汎用ロジックICをおさらいしたいと思います。想定は3.3V系のデバイスから5V系への単方向の信号伝達です。実験してみたのは74HC04、74VHCT04、7S14F、全てインバータです。改めて波形を見てみると、いろいろある気がしないでもない。