定番回路のたしなみ(36) OPアンプ、非反転増幅回路。単一電源オペアンプで100倍増幅

LT1006DUT
Joseph Halfmoon

前回は高精度オペアンプ(両電源)「4種盛り」にてド定番な反転増幅回路を嗜みました。今回も高精度カテゴリですが、単電源オペアンプを使用して非反転増幅回路を実験してみます。使用するオペアンプはLT1006。入力電圧範囲はグランドまで可能なので、0Vに近いmV単位くらいの信号をADにかけやすいくらいの電圧まで100倍増幅。
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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(163) 心拍数の測定、先っぽ部分ムツカシー

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アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』2023年5月号の日本語版がアップされました。早速実習と思ったですがタイトル見て暗雲たなびきました。テーマは心拍数の測定です。赤外線LEDと、赤外線フォトトランジスタのペアで心拍を測定する、ありがち?なもの。でもね「生体」に接続するところでトラブルんだこれが。
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OPアンプ大全を読む(28) 凡人は具体的な計算を繰り返すしかない(ケド計算はJSにお願い)

Joseph Halfmoon

正直、第2部第6章に入って行き詰まりました。この章は数式(「ごく普通の」奴らです)中心で、「高速OPアンプ」の「周波数特性の側面」を論じているのです。しかし、数学不得意にしてアナログ素人、そして忘却力の年寄にとっては、ありがたい数式も馬耳東風と過ぎ去っていくのです。そこでJavaScriptにお願い。 “OPアンプ大全を読む(28) 凡人は具体的な計算を繰り返すしかない(ケド計算はJSにお願い)” の続きを読む

やっつけな日常(52) 1ウエファのチップ数、Dies per wafer 電卓の復活。

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スマホがまだ無かった「原始時代」にも黎明あり、PalmOS機やらWindowsCE機やらモバイルデバイス使ってました。そのころ使用の自前「アプリ」にDies per Wafer電卓あり。半導体の丸い円盤、ウエファから何個チップが取れるか概算するもの。既に失われて久しかった「アプリ」をこのほど復活。というほどでもないか。

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定番回路のたしなみ(35) OPアンプ、ド定番。反転増幅回路。OPAMP4種盛りじゃ

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シリーズを振り返ってみたら、OPアンプは、ヒステリシスコンパレータとかちょいとメンドイ奴らをたしなんでいるのに、定番中の定番、反転増幅回路とかやってなかったです。そこで夏のオペアンプ祭り(なんだそりゃ?)ということでド定番回路を嗜むことにいたしました。ただね、1個じゃ寂しいです。そこでさしかえできる4種盛りで賑やかし。

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OPアンプ大全を読む(27) 第6章高速OPアンプに入ったものの、BJTのプロセスが気になる

bipolarTransistor
Joseph Halfmoon

ついに第2部第6章に突入いたしました。訳者は石井聡先生とな。一気にムツカシくなる雰囲気もあり。電圧帰還形から電流帰還形へと巡る流れは「いつか来た道」なのでありますが、今回は章の冒頭からプロセスもバンバン登場。面白そうなのですが、MOSロジックデバイスしか知らないこの年寄にはBJTはキツイっす。参考資料など探索。
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鳥なき里のマイコン屋(172) ルネサスMCU、Arduino UNO R4で吉例Lチカ

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Joseph Halfmoon

Arduinoといえば「電子工作業界?」のデファクト、中でもUNOは数ある一族中の標準機です。UNO R3まではマイクロチップ製のAVRマイコンを搭載。しかし最近になってルネサスのArmコアマイコンRA4M1搭載のUNO R4が発売になりました。ちょっと出遅れましたが購入したので「火を入れて」みたいと思います。
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OPアンプ大全を読む(26) チョッパ・スタビライズド・アンプ。実は難しくないけど豚に真珠?

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Joseph Halfmoon

前回は、高精度オペアンプの「ゴールド・スタンダード」OP177に火を入れてみました(入れただけ。何の考察もねーずら。)しかし上には上があるものです。今回は「ある局面に限定すれば」OP177を圧倒する、オフセットとドリフトを最小にするチョッパ・スタビライズド・アンプの件です。なんだか難しそうな名前だし、難しいんでないの?

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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(159) AD8561コンパレータで外部トリガ入力を

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アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』2023年4月号の日本語版がアップされました。その実習を実施。今回は外部トリガ端子を活用するためにアナログコンパレータを使ってみるの回です。普段外部トリガ端子を使わないのは、オシロのCH1/CH2のトリガ機能に安住しているためっす。たまには使ってみよと。
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部品屋根性(99) OST4ML5B32A、シリアル制御フルカラーLED、数珠繋ぎにしてみる

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前々回、数珠繋ぎにできるシリアル制御フルカラーLED(インタフェースはNeoPixelとは違うケド)ということで実験したOST4M5B32Aですが、「数珠繋ぎ」にできるといいつつ1個だけでした。別シリーズでTinyGo言語で制御してみた回も同じっす。「数珠繋ぎ」してないじゃん、ということで今回はそこんトコロだけ。 “部品屋根性(99) OST4ML5B32A、シリアル制御フルカラーLED、数珠繋ぎにしてみる” の続きを読む

定番回路のたしなみ(32) 今度はPNPトランジスタでエミッタ接地増幅回路。SIMのみ。

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Joseph Halfmoon

前回はNPNトランジスタ、2N3904をつかってエミッタ接地増幅回路を嗜んでみました。NPNやったんだったら、PNPもやっておけよ、ということで2N3904の相方?2N3906、PNPトランジスタを使って同じくエミッタ接地増幅回路を嗜んでみます。コンプリメンタリってやつ。電圧に対して上下ひっくり返せばそのままでいける?

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部品屋根性(98) DS18B20 デジタルサーモメータ。1-Wireプロトコル信号観察

DS18B20
Joseph Halfmoon

前回は中間電位を含めた3値を1本の信号線に載せて多数個を数珠繋ぎ通信するLEDでした。今回は、1本の配線を信号と電源で共用できる1-Wireを使ったセンサです。その1本の線に多数のデバイスを並列に接続可能。配線一本だけれど「バス」です(流石に要GND。)元々はダラスの製品ですが買収の連鎖?により今ではアナデバ製品です。

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OPアンプ大全を読む(25) 「ゴールド・スタンダード」OP177に「火を入れて」みる

OP177G
Joseph Halfmoon

前回、第2部第5章に突入を記念して、アナデバ様がご自身で高精度OPアンプの「ゴールドスタンダード」だとおっしゃるOP177を発注いたしました。以前から気になっていたのですが、OPアンプ大全のそこかしこに登場するデバイスであります。アナログ素人の年寄には猫に小判かと思ったのですがつい買ってしまいました。 “OPアンプ大全を読む(25) 「ゴールド・スタンダード」OP177に「火を入れて」みる” の続きを読む

定番回路のたしなみ(31) エミッタ接地回路のバイアス点をLTspiceで。なんも考えね~。

EmitterCommonCIR
Joseph Halfmoon

このところオペアンプ続きだったので、たまにはディスクリートのバイポーラ・トランジスタを使いたいと思うのです。しかしアナログ素人には敷居が高いです。例えばバイアス電圧の与え方。教科書みれば設計の仕方いろいろ載ってますがメンドクセーです。そんなときLTspiceに”.TF”というコマンドあることに気づきました。

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