介護の隙間から(9) 徘徊感知機器の源流

JosephHalfmoon

現在、電子デバイスを使った徘徊感知機器というのは数百種類以上は存在すると推定できます。介護保険適用の装置についてはその登録を調べれば列挙できないこともない(しかし全てが売られているとは限りますまい。電子デバイス屋的言葉で「ディスコン」とか「EOL」もある筈)ですが、施設用の装置については「一品料理」的な装置も多数存在すると思われるのでその数を数えあげることはなかなかできないでしょう。本日は、それら装置の源流はどのあたりにあったのかを探ってみたいと思います。

“介護の隙間から(9) 徘徊感知機器の源流” の続きを読む

バイタルセンシング(1) 脈拍を測るセンサ

JosephHalfmoon

昨日、介護テーマで非接触のバイタルセンサで呼吸や脈拍がとれるぞ、と書かせていただきました。書きながら、脈拍を測定する方法、今書いている方法以外にも、結構いろいろあるよな~、と思い出していました。そこで本日は、介護からは離れて脈拍をとるためのセンサを取り上げます。ただし、大人のお約束ということで、取り上げるのは一般消費者が購入できるようなタイプといたしました。

“バイタルセンシング(1) 脈拍を測るセンサ” の続きを読む

介護の隙間から(8) バイタルセンサ、徘徊検知だけじゃ勿体ない

JosephHalfmoon

今回注目するのは、バイタルセンサー(脈や呼吸といった生体特有の情報をセンスするセンサ)を用いた見守りシステムです。どうも荷重センサとか無線タグとかばかり考えていると、計測の対象は人間様なのだ、ということを忘れそうになります(私の個人的な反省です。実際に販売されている各社の人々は忘れることはないでしょう。)。人をケアするのが目的、あまりセンシング、センシングとはいいますまい。けれど本当のところ、MCUの方でSiLabs社調べていたときに、脈拍センサ(こちらはオーソドックスなLED使った接触型)を見つけ、そういえば徘徊検知分野でも、バイタルセンサを使っている会社さんがあった、それも特小無線使った非接触のタイプだった、と思い出したのが今回の入口です。

“介護の隙間から(8) バイタルセンサ、徘徊検知だけじゃ勿体ない” の続きを読む

鳥なき里のマイコン屋(3) ARMのお供にレガシー8051説

JosephHalfmoon

前回、米、台湾、欧州などを代表するMCUメーカ3社を調べていましたが、そこで思いついたのが、以下の説であります。

8ビットのレガシー8051は死なず、実はARMコアの32ビット製品ラインのお供に蔓延っている説

お供なのかどうかは別にして、前回とりあげた3社中3社該当(最初3社中2社と誤解していましたが、よくみたら3社とも8051製品もっていました)、本当でしょうか(自分の説だろ~)。ARMコアをMCUに採用している会社を調べるついでの「仮説」として調べてみることにしました。

“鳥なき里のマイコン屋(3) ARMのお供にレガシー8051説” の続きを読む

介護の隙間から(7) 「ベッド」の特許に意外な会社が。。。

JosephHalfmoon

前々回、ベッド業界の2巨頭の対比を調べてみました。電子デバイスの応用は幅広いとは言え、私には背景知識のない業界なのでとても興味深かったのです。また、前回の徘徊検出向けのセンサの特許をざっと調べる件は、ありとあらゆるセンサが動員されている感じで、アイデアは尽きないものだと感心しました。それもあって、徘徊とか転落とかに関係しそうなベッド回りのセンシングの特許をもう少し調べてみました。ちょっと驚いたのが、そこにあらわれてくる意外な会社の名前です。

“介護の隙間から(7) 「ベッド」の特許に意外な会社が。。。” の続きを読む

IoT何をいまさら(2) スマートホーム?

JosephHalfmoon

リクエストがまいりました。介護の話で無線に触れた投稿に反応していただいて、「IoT向けの無線、サブGHzのところ、もっとちゃんと調べろ」と。それに、「通信費がどれもかかるようにも読める、通信費がかからない方式もあるだろー」と。早速、サブGHz帯の無線を取り上げることにいたしました。今月(2018年11月)なら、話題的には IEEE802.11ah、愛称(?)Wi-Fi HaLowをとりあげるべきでしょう。日本国内の立派な会社や組織が50以上あつまって普及のための団体を設立したのですから。が、ひねくれたデバイスビジネス開拓団としてはそちらには行きません。また、「後発」のWi-Fi HaLowが追撃する相手、先行するLPWA(Low Power, Wide Area)規格、SIGFOXとか、LoRaにも行きません。それどころか、無線規格をそうじゃないものと比べてしまう暴挙?にでます。

“IoT何をいまさら(2) スマートホーム?” の続きを読む

介護の隙間から(6) ざっと特許を

JosephHalfmoon

技術的なところを調べるとなれば、何はともあれ特許を調べておかないと。畑違いも甚だしい「認知症老人徘徊感知機器」なので、とりあえずざっくりしたところを抑えておきたいです。そこで、以下のような検索ワードで調べてみました。

徘徊or認知症or転落or高齢者
and
センサ

これで435件がヒットしてきました。「徘徊or認知症or転落or高齢者」というのは、「認知症老人徘徊感知機器」からするとちょっと広すぎるかもしれませんが、435件なら全部当たることも可能ではあります。

“介護の隙間から(6) ざっと特許を” の続きを読む

鳥なき里のマイコン屋(2) ARMにする, ARMじゃない?

JosephHalfmoon

スマホやタブレット向けのSoCプロセッサではARMが世界を征服したような状況です。よりローエンドな組み込み向けのMCU業界でも「ARMにあらずんばマイコンにあらず」的世界は変わりません。ARMの存在感は強まるばかりに見えます。そんな中、数多い(といっても大分淘汰されてしまいましたが)MCU屋さんが今どんな感じでARMに向き合っているのか、勝手に観察してみよう、と思い立ちました。本日取り上げさせていただくのは以下にリンクを貼り付けてある3社です。

microchip

Holtek

NXP Semiconductors

“鳥なき里のマイコン屋(2) ARMにする, ARMじゃない?” の続きを読む

介護の隙間から(5) 徘徊センシングから眠りへの回帰?

JosephHalfmoon

今回から「認知症老人徘徊感知機器」に対する具体例を調べていきたいと思います。まずベッドの会社2社の取り組みを比較してみることにいたしました。何と言っても「特殊寝台」というカテゴリは介護保険適用の「用具」の中では中心的な存在なのでその「付属品」的な扱いでベッド会社は取り扱っているんじゃないかと勝手に想像したためです。しかし、調べてみるとそんな想像を超えたところに進んでいるようでした。

“介護の隙間から(5) 徘徊センシングから眠りへの回帰?” の続きを読む

介護の隙間から(4) 無線方式どれが適すか

JosephHalfmoon

前回のセンサに続いて、今回は「認知症老人徘徊感知機器」に使用される無線について考えてみたいと思います。現状、ちょっと調べただけなので、明らかに使われていると分かった無線方式もあれば、今のところ使われている形跡のない無線方式もあります。とりあえず独断で使えそうな無線方式を勝手な分類で列挙し、それぞれの利点、欠点を表にしてみました。

“介護の隙間から(4) 無線方式どれが適すか” の続きを読む