トホホな疑問(57) 複数 .ino ファイルに虚を突かれる。Arduino IDE

multi_INO
Joseph Halfmoon

Arduinoではinoという形式のファイルを主につかって記述することになっています。メンドイ作業を隠蔽し裏側でC++コンパイラでコンパイルできるようにしてくれるもの。複数の .ino ファイルを使うことも可能で見通しもよいです。.cppのソースを追加してもよいのですが、.ino はお楽。けれど落とし穴にはまりました。 “トホホな疑問(57) 複数 .ino ファイルに虚を突かれる。Arduino IDE” の続きを読む

定番回路のたしなみ(13) リニアレギュレータ7905でー5V負電源にレギュレーション

7905_7805_boards
Joseph Halfmoon

前回7805を使って+5Vの正電源にレギュレート。当然の今回は7905を使ってー5Vの負電源にレギュレートの回であります。やっていることは前回と同じ、小基板をカッターナイフで切り出してピンヘッダをはんだ付けして部品を載せてブレッドボードに刺せる形にしているだけ。でも、対称の割にはコンデンサの定数とか違うのね。

“定番回路のたしなみ(13) リニアレギュレータ7905でー5V負電源にレギュレーション” の続きを読む

ぐだぐだ低レベルプログラミング(103)ARM64(AArach64)FSUB、FMUL他

FP_SUB_EC
Joseph Halfmoon

前回はFADD命令をさわり、ARMv8p0には半精度浮動小数点型が無かったというお間抜け発覚。今回はFADD以外のFloating-point arithmetic (two sources)の残りFSUB, FMUL, FNMUL, FDIVであります。まあ、以下同文っていう感じなんでありますが。単精度と倍精度。

“ぐだぐだ低レベルプログラミング(103)ARM64(AArach64)FSUB、FMUL他” の続きを読む

SPICEの小瓶(19) LTspice階層化、簡単じゃん。マクロモデル活用開始

modelSYMBOL_ASY
Joseph Halfmoon

別シリーズにて30年前のSPICEのマクロモデル/ビヘイビアモデル作成の教科書を発掘。これを手がかりにSPICEのマクロモデル作成への進出をたくらみました。アナログ素人のクセに。でも今時テキストベースのモデルでもなし、だいたいLTspiceで階層設計ってどうやるのだっけ?そんなことも知らないでよくやる気になったな自分。

“SPICEの小瓶(19) LTspice階層化、簡単じゃん。マクロモデル活用開始” の続きを読む

GoにいればGoに従え(6) BBC micro:bit (v1.5)で超簡単、温度計よ

MBtemperatureMeter
Joseph Halfmoon

今回はmicro:bitのマイコンが内蔵している温度センサを読み取ってみます。ICの温度を測るもの、温度計と期待しちゃいけない奴。温度の表示は25個あるLEDを温度に応じて光らせます。0℃なら0個、20℃なら10個、50℃以上なら25個という感じ。2℃あがるごとに1個点灯。前回の表示ルーチンも細かく改良、ホントか?
“GoにいればGoに従え(6) BBC micro:bit (v1.5)で超簡単、温度計よ” の続きを読む

忘却の微分方程式(83) 反復練習46、媒介変数表示グラフに囲まれた面積、Maxima

paramPlot
Joseph Halfmoon

前回は陰関数、今回は媒介変数です。ハート型です。バレンタインだからというわけでないです。メンドい感じのグラフだな、これは。これも修行と。違うか。今回の媒介変数の例題では、プロットだけでなく積分も媒介変数のまま行うことになるみたい。要は置換積分なんだけれども。高校生なら覚えている置換積分も、年寄は忘却の彼方。どうする?

“忘却の微分方程式(83) 反復練習46、媒介変数表示グラフに囲まれた面積、Maxima” の続きを読む

MicroPython的午睡(92) STM32版、74HC595で7SEG LED2桁駆動

STM32_74HC595_LED_DUT
Joseph Halfmoon

少し前に購入した7SEG LEDのDIP化ボードの組み立て後の動作確認をMicroPythonにて実施。何度となく74HC595を使った回路をやっているような気がしていたのですが、今回のSPIでインタフェース、スタティック駆動、MicroPythonという条件は無かったですな。まあ網羅できるわけもないのでありますが。
“MicroPython的午睡(92) STM32版、74HC595で7SEG LED2桁駆動” の続きを読む

データのお砂場(69) R言語、英国の階級社会の投影? occupationalStatus

occuPlot
Joseph Halfmoon

今回は英国における父と子の “occupational status” 統計です。1979年以前の統計、半世紀くらいは前のもの。「大人の事情」か具体的なことは一切ない、ただ数値(整数の度数)の小さなテーブルです。想像するに、英国は今もそんなに変わっていないのではないかと。それどころか、このところの日本も似てきている?

“データのお砂場(69) R言語、英国の階級社会の投影? occupationalStatus” の続きを読む

オプション沼(6) gccに-cオプション、できるファイルはいろいろなのよ。

MSYS2_gcc_12_2_0
Joseph Halfmoon

前回アセンブラソース生成で止める gcc の -S オプションを使ってみました。今回はオブジェクトファイル生成で止める -c オプションを使ってみます。Makefileの中とかでよく見るアレです。日頃お世話になっている気がする割にはどんなオブジェクトファイルが出来ているのか意識して見てないデス。たまには確認しておけと。 “オプション沼(6) gccに-cオプション、できるファイルはいろいろなのよ。” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(141) Fig.8回路、抵抗1個加えて無理やり動かしたデス

DlatchDUT
Joseph Halfmoon

「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」の2022年11月号の実習3回目。前回Fig.8の回路が動かないんですけど、とブー垂れて退却。今回それではいけないと無理やり動作するようにしてみました。でもね回路はCMOSとは言えない、それどころかスタティックですらないっと。いいのか。

“お手軽ツールで今更学ぶアナログ(141) Fig.8回路、抵抗1個加えて無理やり動かしたデス” の続きを読む

連載小説 第118回 4ビットAI内蔵 “詠人舞衣子” の思い出

Maiko Yonbito
Momoe Sakurada
ペンネーム
桜田モモエ

<これまでのあらすじ>

サイコーエジソン株式会社の詠人舞衣子(よんびとまいこ)です。訳あって4ビットAIを内蔵しています。心理学科卒文系女子ながら先端技術製品のICの営業に携わっています。米国現地法人のSS-Systemsを経て、今はミュンヘンにあるヨーロッパ現地法人のEdison Europe Electronics GmbHに勤務しています。世界中で携帯電話の普及というビジネスの波が起こっていました。我々の半導体製品もその波に乗って大忙しです。そこへ液晶表示体と水晶製品のビジネスも統合され、更に大忙しです。 “連載小説 第118回 4ビットAI内蔵 “詠人舞衣子” の思い出” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(140) Fig.8回路、やってみたけど動かないんですけど。

Dlatch_DUT_circuitu
Joseph Halfmoon

「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」の2022年11月号の実習2回目。今回こそ実機演習すべしとFig.8の「小さい」回路を組み立てました。CD4007でもこんな回路動くんだ、とやってみたところが動きませぬ、ホントか?ロジック回路なんだけれども回路設計の深みに誘う一件?

“お手軽ツールで今更学ぶアナログ(140) Fig.8回路、やってみたけど動かないんですけど。” の続きを読む

RustにいればRustに従え(2) CRC8をmut無、for無で計算する

rust_crc8_ec
Joseph Halfmoon

Rust言語では書き換え可能な変数には mut と宣言しないとなりません。使っちゃいけないわけじゃないけれども。前回はmut無、for無で数値積分をやっつけました。今回はmut無、for無でCRC8を計算してみます。結局、mutの代わりにクロージャ、forの代わりにイテレータが暗躍?しているのだけれども。

“RustにいればRustに従え(2) CRC8をmut無、for無で計算する” の続きを読む

ブロックを積みながら(104) Node-REDでSQLiteの練習その5

StartEnd_EC
Joseph Halfmoon

前回はタイムスタンプの一致を検出、特定日付のデータだけを抽出しました。でもね、日付といったら何時から何時までと指定するのが普通でしょう。今回は前回メンドイとか言ってとりつけなかった第2のdatepickerノードを設定、日付範囲でデータ抽出を行えるようにしてみます。これでようやくまともになった?

“ブロックを積みながら(104) Node-REDでSQLiteの練習その5” の続きを読む