前々回、トラぶりながらもなんとかDMACを動かしてみました。しかし、SAMD51にはもう一つDMACがあることに気づきました。ICMというものです。ぶっちゃけメモリのある領域のハッシュ値を計算してくれるDMACです。監視対象のメモリが書き換わってしまったら割り込みをかけるなどということも可能。流石近代的。 “IoT何をいまさら(101) ATSAMD51、ICM、ハッシュ計算をする専用DMAC” の続きを読む
MicroPython的午睡(52) ATOMLite、気圧の測定結果をNode-REDへ
前回、定番の圧力センサ Bosch BMP280の補償計算をなんとかやっつけてMicroPythonで気圧と温度を測れるようになりました。今回は測った結果を、例によってMQTTに載せてNode-REDへ報告し、Dashboard上にグラフ表示してみます。まずは前回プログラムのモジュール化から。
ブロックを積みながら(45) Node-RED、Dashboard、formノード
前々回、Node-REDダッシュボードのTemplateノードを使ってみました。表示ができるだけでなくボタンを配置して入力にも使える優れものでした。今回は同じく入出力兼用のformノードを使ってみます。ユーザーとのインタフェースを作るにはバッチリ?なノードです。
鳥なき里のマイコン屋(146) ラズパイPico、C/C++SDK、マルチコアで割り込み1
折角2コア積んでいるラズパイPicoなのに、大分前にちょっと2コアで動かしただけでした。これでは宝の持ち腐れです。無理にでも2コア使う方針といたしました。ま、動かしてみないと身に染みないこともあるっと。今回は2コアで外部端子からの割り込みを受けてみました。早速のお間抜けあり。
L.W.R.(35)古文書編#6 『bit別冊 16ビット・マイクロプロセッサ』共立出版
米国にはBYTEがありました。そして日本にはbitがあったのです。コンピュータの雑誌(紙媒体)です。そのうちBYTEも取り上げさせていただくつもりですが、今回は共立出版の bit誌、それも1982年5月の別冊です。約250ページほどの分量ですが、まるっとその当時最新鋭の16ビット・マイクロプロセッサの解説書なんであります。
ぐだぐだ低レベルプログラミング(38) RISC-V、mulとdiv、RV32M拡張その1
今回のRV32Mは拡張命令セットといいつつ、ほとんどの実装で採用されている筈のもの。整数掛け算と割り算であります。しかし命令が存在しても何サイクルで処理できるのかは実装依存です。まずはmulとdiv命令を使ってみて処理サイクル数を数えてみるところから始めました(前にもやったっけ?忘れているからいいか。)
部品屋根性(56) MCP1792、CMOSリニアレギュレータ、クセが強いのう
前々回のRTCの運用のために、レギュレータで3.3Vを作って与えました。そのとき使用したのがMicrochip社のMCP1792です。あまり調べずにSOT23の小さいサイズのレギュレータということで購入してあったのですが、よく見たらモッタイない強烈な個性のデバイスでした。そこで今回はたまたま手元にあるレギュレータ4種を比較。
手習ひデジタル信号処理(9) STM32F446、FIRフィルタその1、直接形
今回からいよいよデジタル信号処理らしい「手習ひ」に入れます。その最初はFIRフィルタです。まずは素直な「直接形」の実装でその威力をシミジミ味わえ、という感じでありましょう。アイキャッチ画像に振幅特性を示しましたが、いい感じじゃないでしょうか。こちらは書いてあるとおりにやっただけなのですが、ちょっと感動。
忘却の微分方程式(22) 対数関数、MathematicaとMaxima
前回は極座標でしたが、今回は対数関数、Logです。改めて使わせていただいてみると、Mathematica、Maximaともにクセがあり、似ているようで似ていない感じもチラホラと。まあ実用的に一番お世話になっているのは対数グラフくらいですかね。あんまり数学という感じでもない。
お手軽ツールで今更学ぶアナログ(65) ツエナーダイオード、過去投稿をかえりみる
「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」の今回は、2019年12月号なのですが、実験無の過去振り返りであります。お楽しみのADALP2000アナログ部品キットの「問題」で以前に該当内容をエクササイズしていたから。それも3回にわたってです。何があったんだっけ。忘れてます。
ブロックを積みながら(44) Node-RED、Dashboard、Chartノード
Node-REDのDashboardのノード群には、常々お世話になっているのでありますが、よくわからないまま「成り行き」で使ってしまっています。今回はグラフを描くときに使うchartノードについて、使い方を確かめて行きたいと思います。ついでにRandomノードについてもチャッカリとテスト。
MicroPython的午睡(51) ATOMLite、BMP280の補償計算大変なのね
前々回、温度と湿度を測ってNode-REDに報告しました。今回は気圧も測るべしということで、定番の圧力センサBosch BMP280をMicroPythonから制御してみることに。ただし読み取りは自前のコードで実施。簡単に圧力読めるものと思っていたら、補償の計算大変なのね。自分でやってみないと身にしみませぬ。
IoT何をいまさら(100) ATSAMD51、アナログコンパレータ AC を使ってみる
Microchip社 ATSAMD51は、ADコンバータ、DAコンバータだけでなくアナログコンパレータ(AC)も搭載しています。2つの電圧を比較して大きい、小さいを判断できる回路。各種設定はソフトウエアですが、完全ハードウエアのコンパレータ的動作も可能。ただし今回は諸般の事情あり、割り込み受けです。
L.W.R.(34)古文書編#5 『IBMパーソナルコンピュータ』1983、アスキー監訳
Chris DeVoney, Richard Summe著、菊池訳、1983年3月1日第1版第1刷です。定価2500円也(消費税無。)IBMが1981年8月12日に発表した初代PCの解説書の翻訳です。巨人IBMの業界参入を有名な”Welcome IBM”広告でAppleが迎え撃った?のはこのときのこと。
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