帰らざるMOS回路(20)今時ゲートレベル論理SIMでもあるまいに。リハビリのPWM。

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Joseph Halfmoon

前回「昔懐かしいゲートレベル回路図の論理シミュレーション」結果をVCD波形ビューワーで観察。何十年ぶりかでゲートレベルのロジックを作って動かしてみるべし、と機運?が盛り上がりました。単なる年寄りのノスタルジーでないかい。忘却の彼方にあるものどもを黄泉の国から呼び起こさねば。リハビリの第1回はPWMであります。

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帰らざるMOS回路(19) ゲートレベル回路図で論理SIMでもあるまいに。GoでVCD生成。

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Joseph Halfmoon

別シリーズにてゲートレベル回路図の論理シミュレーションをやってみたらば結構よかったです。MOSトランシスタ記述も可能。昔ながらのシミュレータとはちょっと違う感じもしますが使いでが良いです。ただ「回路図レベル」です。とうに開発停止状態。そのシミュレータ出力をGo言語で変換してVCD波形ビューワーに接続してみました。

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やっつけな日常(18) いまさらゲートレベル回路図で論理シミュレーションでもあるまいが

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Joseph Halfmoon

別シリーズでゲートレベルの小さな論理回路図の動作を確認したかったのです。HDLからもっと高級な方へ動いている世の中でゲートレベルの回路図の論理シミュレーションなど今は昔?しかたないのでアナログシミュレータLTspiceのロジック使いで切り抜けました。牛刀割鶏。その後なにか無いかとNetを探しまわった結果がコレです。

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手習ひデジタル信号処理(36) IIRフィルタ、直交する正弦波発生器その1

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前回はIIRフィルタを使って正弦波を生成でした。今回はその応用であります。直交する正弦波、要するにSin波とCos波、位相90度ずれた波の生成です。例によって今回はブロックダイアグラムをシミュレーションしてPC上で確認です。実際に三上先生の教科書のコードを実機で動作させるのはまた次回の予定。

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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(92) NPNトランジスタのシンプル差動アンプその1

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Joseph Halfmoon

「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」の今回は2021年6月号。前月がMOSFETだったので今月はBJTです。この交互に繰り返すパターンにも慣れました。当方はというと先にLTspiceして「雰囲気」みてから実機実験するというパターン。今回はLTspiceのターンであります。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(92) NPNトランジスタのシンプル差動アンプその1” の続きを読む

SPICEの小瓶(9) hFE、意外と「境界線上」のその実体?ホントか?

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Joseph Halfmoon

特性の「揃った」BJT2個を並べて使いたい(ワンチップに2トランジスタのデバイスを買えば不要ですが)です。hFEが近い値ならいいんじゃね、と思いました。いろいろあるけれども hFEなら手元のハンディDMMで測れるし。しかし、ついテスタの測定条件とデータシートの測定条件を見て不安に駆られましたぞ。アナログ素人には皆目。

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SPICEの小瓶(8) 微分(勾配)もグラフに表示できたんだ。

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Joseph Halfmoon

一昨年の「トランジスタ技術」を読み返していて気づいたのです。グラフに微分値(実際の計算は差分だろうけれど)も計算表示できるのだ、と。LTspiceのグラフ、シミュレーションした結果の電流とか電圧とかを計算して表示できるのは知っていたのです。さらにグラフに描いたトレースの「勾配」もグラフ表示できる、と。便利?

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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(88) バイポーラトランジスタのエミッタ・フォロワ回路その1

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「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」の今回は2021年4月号です。ようやく1年遅れ到達。今回もLTspiceでのシミュレーションから始めたいと思います。回路5種類あり実機で全部やるのは辛いです。シミュレーションでお茶を濁して、実機実験の数を減らそうという魂胆。

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SPICEの小瓶(7) standard.bjt、書き換えちゃって大丈夫なの?

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このところBJT使った実験が多いので、常備菜ということで定番の2SC1815(東芝製品はとっくの昔にディスコンなので海外製の互換品)を少し仕入れました。これまた定番の問題は、LTspiceのライブラリに2SC1815のモデルが含まれていないことかと。ネットを調べるとその対処方法も多数見つかるのですが、ちょっと?

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SPICEの小瓶(6) 電圧源の波形の設定用にPythonスクリプト作成開始

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このところLTspiceを使うことが多くなって勝手に不便に思っているのが、独立電圧源の波形の設定です。SPICE自体は細かく時間とか制御できるので機能的にはまったく不満はありません。しかし大枠だけ決めてあとはお任せ、みたいなズボラな設定が欲しいです。そこでズボラな設定用のスクリプトの作成に着手。着手しただけ。まだ機能的には全然。

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SPICEの小瓶(5) 温度を変えてシミュレーション、ついでに物理定数

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本気?でSPICEかけるときには、温度を振ってシミュレーションすることが必須です。常温で「動いた」と思っても温度が高い時、低い時にうまく行かないことはままあります。ICの設計であればさらに製造バラツキも考慮にいれて多数の組み合わせを確認する必要もでてきます。今回は別件記事のΔVBEが温度依存だったので、温度を振って観察してみます。

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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(83) 定電流源、やっぱりキモはゼロゲインアンプなのよ

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Joseph Halfmoon

「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」の今回は2021年1月号です。とうとう2021年までたどり着きました。前回前々回とゼロゲイン・アンプでしたが、今回は「定電流源」、しかしてその実体はまたもやゼロゲイン・アンプです。それだけ大事だ、ということですかね。

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やっつけな日常(2) Scilab+Xcosで、伝達関数からシミュレーション

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別記事にてLTspiceで制御理論の回あり、まだ途中ですがLTspiceでも制御理論の勉強できるのは分かりましたです。でも制御理論「向き」のツールあるんじゃないかと。。。今回は、これまた別件の信号処理でお世話になっているScilabとその上のブロックダイアグラム描いてシミュレーションできるXcosで同じことをやってみます。

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忘却の微分方程式(10) OpenModelica、抵抗1個のモデリング

JosephHalfmoon

前回は、微分方程式どころか、鶴亀算を計算しながら、実は鶴も亀もOpenModelicaの世界では「時系列的存在」であることにようやく気付きました。今回は、これまた微分方程式以前、御馴染みオームの法則を「実装」した抵抗1本、これが階層構造をもったオブジェクトなんだということを学んで行きたいと思います。ようやくモデリングの入口かも。 “忘却の微分方程式(10) OpenModelica、抵抗1個のモデリング” の続きを読む