連載小説 4ビットAI内蔵 “詠人舞衣子” の思い出 投稿順index

連載小説 第1回 私の名は詠人舞衣子(よんびとまいこ)。4ビットマイコンが埋め込まれている女子です。4ビットなんかでAIになるか!とお叱りを受けるかも知れません。そうです、かなりポンコツです。しかし、エレクトロニクス産業の栄光は4ビットから始まりました。この世界で奮闘努力してきた私舞衣子と一緒に涙と笑いの時代を旅して下さいね。うふ(笑)

連載小説第2回 <これまでのあらすじ> 就活で地方の時計メーカー(上諏訪時計舎)に決まった詠人舞衣子(よんびとまいこ)。何故か4ビットマイコンが埋め込まれている早慶大学JD(女子大生)です。慣れ親しんだ東京を離れ、しかも心理学科卒バリバリ文系女子なのに、地方のメーカーなんかに就職して大丈夫? 舞衣子のチャレンジが始まります。

連載小説第3回  <これまでのあらすじ>上諏訪時計舎に就職した詠人舞衣子(よんびとまいこ)。わけあって4ビットAIが埋め込まれている新人OLです。早慶大心理学科卒文系女子なのに、半導体営業課に配属。半導体って何?の勉強から舞衣子のチャレンジが始まります。因みに同じ課に配属された同期の4人は結構イケメンでした。それってラッキー?

連載小説第4回 <これまでのあらすじ>上諏訪時計舎に就職した詠人舞衣子(よんびとまいこ)。わけあって4ビットAIが埋め込まれている新人OLです。早慶大心理学科卒文系女子なのに、半導体営業課に配属。半導体事業部検査課での工場実習を終えようとしている舞衣子と、同期の島工作君とトム君でしたが、舞衣子はいまだに「半導体って半分電気通すの?」状態です。

連載小説第5回 <これまでのあらすじ>上諏訪時計舎に就職した詠人舞衣子(よんびとまいこ)。わけあって4ビットAIが埋め込まれている新人OLです。心理学科卒文系女子なのに、半導体営業課に配属。新人研修を終え、いよいよ営業部に勤務です。早速営業の第一線へ!っなんて、そんな甘くないか。

連載小説第6回 <これまでのあらすじ>上諏訪時計舎に就職した詠人舞衣子(よんびとまいこ)。わけあって4ビットAI内蔵の新人OLです。心理学科卒文系女子なのに、半導体営業課マイコンチームに配属。どうやら、この会社は4ビットマイコンを開発中らしいです。

連載小説第7回 <これまでのあらすじ>上諏訪時計舎に就職した詠人舞衣子(よんびとまいこ)。わけあって4ビットAIを内蔵している新人OLです。心理学科卒の文系女子なのに、半導体営業課マイコンチームに配属。どうやら、この会社は4ビットマイコンを開発中らしいです。時代は1980年、ゲームウォッチが流行り始めた頃でした。

連載小説第8回 <これまでのあらすじ>1980年に上諏訪時計舎に就職した詠人舞衣子(よんびとまいこ)。わけあって4ビットAIを内蔵している新人OLです。心理学科卒の文系女子なのに、半導体営業課マイコンチームに配属。4ビットマイコンを売り始めました。家電もゲーム機も電子化が進み、多くの機器にICが使われるようになっていった頃です。

連載小説第9回 <これまでのあらすじ>1980年に上諏訪時計舎に就職した詠人舞衣子(よんびとまいこ)。わけあって4ビットAIを内蔵しています。心理学科卒の文系女子なのに、半導体営業課マイコンチームに配属。4ビットマイコンを売り始めました。家電もゲーム機も電子化が進み、多くの機器にICが使われるようになっていった頃です。

連載小説第10回 <これまでのあらすじ>1980年に上諏訪時計舎に就職した詠人舞衣子(よんびとまいこ)。わけあって4ビットAIを内蔵しています。心理学科卒の文系女子なのに、半導体営業課マイコンチームに配属。4ビットマイコンを売り始めました。家電もゲーム機も電子化が進み、多くの機器にICが使われるようになっていった頃です。

連載小説第11回 <これまでのあらすじ>上諏訪時計舎4年目、IC営業部の詠人舞衣子(よんびとまいこ)です。訳あって4ビットAIを内蔵しています。心理学科卒文系女子ながら先端技術製品のICを売っています。マイコン販売担当から海外営業担当へと華麗なる転身(?)をしたところです。

連載小説第12回 <これまでのあらすじ>上諏訪時計舎4年目、IC営業部の詠人舞衣子(よんびとまいこ)です。わけあって4ビットAIを内蔵しています。心理学科卒文系女子ながら先端技術製品のICを売っています。海外営業課アメリカ担当。海の向こうには気になる島工作君が赴任中。

連載小説第13回 <これまでのあらすじ>上諏訪時計舎5年目のIC営業部海外営業課の詠人舞衣子(よんびとまいこ)です。ちょっとわけあって4ビットAIを内蔵しています。心理学科卒文系女子ながら先端技術製品のICを売っていますよ。海外はアメリカ担当。海の向こうには気になる島工作君が赴任中。オフィスの隣の机にはトム君が・・・。

連載小説第14回 <これまでのあらすじ>上諏訪時計舎6年目のIC営業部海外営業課の詠人舞衣子(よんびとまいこ)です。4ビットAIを内蔵しています。心理学科卒文系女子ながら先端技術製品のICを売っていますよ。海外はアメリカ担当。海の向こうに赴任中のイケメン島工作君は、みんなに人気のみゆチャンと結婚しちゃいました。オフィスの隣の机には同期のトム君が座っていますが、イマイチおちゃらけ者です(笑)。

連載小説第15回 <これまでのあらすじ>上諏訪時計舎6年目のIC営業部海外営業課の詠人舞衣子(よんびとまいこ)です。4ビットAIを内蔵しています。心理学科卒文系女子ながら先端技術製品のICを売っていますよ。海外はアメリカ担当。海の向こうに赴任中のイケメン島工作君は、みんなに人気のみゆチャンと結婚しちゃいました。オフィスの隣の机には同期のトム君が座っていますが、イマイチおちゃらけ者です(笑)。最近、トム君にも何やら不穏な動きが・・・。

連載小説第16回 <これまでのあらすじ>上諏訪時計舎6年目のIC営業部海外営業課の詠人舞衣子(よんびとまいこ)です。4ビットAIを内蔵しています。心理学科卒文系女子ながら先端技術製品のICを売っているんです。同期のイケメン島工作君もオチャラケ富夢まりお君も、私との恋愛スイッチをオンしないまま、別のトランジスタを形成してしまいました。ちょっと残念だけど、ま、仕方ないですね。私もそろそろ恋しちゃおっかな(うふ)。

連載小説第17回 <これまでのあらすじ>上諏訪時計舎6年目のIC営業部海外営業課の詠人舞衣子(よんびとまいこ)です。4ビットAIを内蔵しています。心理学科卒文系女子ながら先端技術製品のICを売っているんですよ。同期のイケメン島工作君もオチャラケ富夢まりお君も、私との恋愛スイッチをオンしないまま、別のトランジスタを形成してオンしちゃいました。ちょっと残念だけど、ま、仕方ないですね。私もそろそろ恋しちゃおっかな(うふ)。

連載小説第18回 <これまでのあらすじ>上諏訪時計舎あらためサイコーエジソン株式会社7年目のIC営業部海外営業課の詠人舞衣子(よんびとまいこ)です。わけあって4ビットAIを内蔵しています。心理学科卒文系女子ながら先端技術製品のICを海外に売っているんですよ。時代はバブルへGo ! ってな感じなので、時にはボディコンも着てたんです(うふ)。

連載小説第19回 時はバブル、そして日米半導体摩擦(若者知らないか?)通産省(当時)に呼ばれてしまった舞衣子さん、どうする!?

連載小説第20回 人事制度について議論?していたら突然の雷鳴、そして停電。どうする(どうなる)舞衣子さん!

連載小説第21回 なつかしい?表計算ソフトで馬鹿話。でも、停電大丈夫なの?

連載小説第22回 「私だって、負けないぞー!」と舞衣子さん。時代はいまだLotus123(あなたは知らない世代?)

連載小説第23回 舞衣子主任殿じゃ。マイコ・ザ・グレート問題勃発?

連載小説第24回 この連載大河小説ももう24回。そういう意味ではスーパー? ようやく1986年、入社7年目、主任試験も終わったというのに、まだ24回。そろそろ次の年にいってもいい頃ではないかという議論もあるのですが、次の年にいくととうとう。。。ちょっと焦っている?舞衣子さん

連載小説第25回 FPGAってアウトドア商品? つい教養が滲み出てしまった?舞衣子さん。日本の半導体産業の枯盛衰とともに生きてきた私ですから。

連載小説第26回 ぴえん な舞衣子さん(注:ぴえんという言葉は2020年頃にのみ使われた女子用語で…)

連載小説第27回 「もう納期調整だけの人生はイヤになってきたよ」とトム君。シリコンサイクルと私。

連載小説第28回 日本と世界の半導体や電子産業の光と影を壮大に語る大河小説のはずでしたが、まあ、こんな日もあるのでしょう、と舞衣子さん。

連載小説第29回 ゼニナイ?社、グラフィックICのベンチャーはお金が足りなかった

連載小説第30回 人生の転機か、舞衣子さん。しかし忍び寄るクパチーノの影?

連載小説第31回 マッチング?舞衣子さん。クパチーノの男登場?

連載小説第32回 私って薄倖の女

連載小説第33回 激動の1989年?シリコンバレーへ赴任。お楽しみはこれからだ?

連載小説第34回 舞衣子さん、米国赴任第一日目。まずは食い気?

連載小説第35回 男社会?当時の赴任事情。

連載小説第36回 当時の赴任事情つづき。ウキウキ?

連載小説第37回 乾燥したシリコンバレー、温泉が懐かしい?けれど無敵の?舞衣子さん。

連載小説第38回 半導体業界の栄枯盛衰を描く筈が、今回もお遊び?舞衣子さん。

連載小説第39回 食べるのも仕事のうち!でも太った?舞衣子さん

連載小説第40回 米国で成長を続ける?舞衣子さん。水平方向にも?

連載小説第41回 記憶喪失?まさかの2分前から?何言っちゃたの?舞衣子さん。

連載小説第42回 一読者として気になります。そんなにご飯食べてばかりでいいの?舞衣子さん。

連載小説第43回 すれ違い?これって運命?舞衣子さん。そのころ携帯電話があったらば。

連載小説第44回 TelexにFax、復帰復帰改行改行!と舞衣子さん。

連載小説第45回 世間は狭い!と舞衣子さん。でもどうしたら。。。

連載小説第46回 お味噌売り場で進展?舞衣子さん。46回だし?

連載小説第47回 絶好調?舞衣子さん。波乱万丈の幕開け?

連載小説第48回 舞衣子さん。そんなにモグモグしていて大丈夫?

連載小説第49回 舞衣子さん。日本半導体産業の光と影を描くはずがグルメ小説化?

連載小説第50回 No gingerって慣用句?なんだ親父ギャクじゃん。1990年が暮れていく、と舞衣子さん。

連載小説第51回 バブル崩壊。といってもまだホンワカな新年、舞衣子さん。

連載小説第52回 アメリカで感じたザワザワ感、でも絶好調、舞衣子さん。

連載小説第53回 祝進展!舞衣子さん。テキーラ、ショットで飲みたし。

連載小説第54回 「半導体の受注が多くて嬉しい悲鳴をあげていた頃の事。」最近の話じゃないです、日本半導体の全盛期?の話ですよね、舞衣子さん。で何時の時代?

連載小説第55回 San Jose del Caboまで泳いでいく?と舞衣子さん。まだGoogle MapどころかGoogleも無い時代。

連載小説第56回 一つの時代の終わり?時にはメソメソしちゃう舞衣子さん。

連載小説第57回 「インテル入ってる?」ペドロスの “All you can eat” は危険? 舞衣子さん。

連載小説第58回 「老人と海」、「麗人と海」いやセニョール寿司だ!と舞衣子さん。

連載小説第59回 スゴいぞ、でも、ホントに大丈夫?と舞衣子さん。

連載小説第60回 あれよ、あれ、と舞衣子さん。

連載小説第61回 暫くあとに。。。気になりますぜ、舞衣子さん

連載小説第62回 衝撃の告白?思わぬ展開、舞衣子さん、編集者も想定外でしたぜ。

連載小説第63回 『人生って不思議なものですね』と舞衣子さん。

連載小説第64回 倫ちゃんからのプロポーズに”マンモスうれピー”舞衣子さん。しかし、半導体ロットアウトの怪しい影が忍び寄る

連載小説第65回 婚約中から人妻に昇格?舞衣子さん。新婚旅行を兼ねてクリスマス休暇。

連載小説第66回 新婚旅行から戻った舞衣子さん。Faxと電話で納期調整?

連載小説第67回 日本半導体の「ほぼほぼ」全盛期、余裕の女王様と家来?時は1992年頃。

連載小説第68回 世界を股にかけた品質問題勃発?その裏に日本半導体のリアクション芸体質?その時は気づいていない舞衣子さん。

連載小説第69回 昭和か?って、いやもう平成4年だし。懐かしのキャンディーズ?

連載小説第70回 何だかほっこりする1992年の暮れでした。

連載小説第71回 当時はまだまだイケるでしょ。でも以下から思えば転換期でした、と舞衣子さん。

連載小説第72回 「同情するなら金をくれ!」でも「同情なんかしないし、金もくれない」当時の半導体業界。凋落が決定的になった後になってようやく同情したのか、お膝元の日本政府でしたがそれはずっと先の話。

連載小説第73回 「パソコンがカードの大きさになっちゃうらしいんだよ」「そんなに小さくなる訳ないじゃない。何バカなこと言ってんのよ」、時代はまだ携帯普及以前。

連載小説第74回 期待の新製品カードPC登場に沸き立つ現地営業諸君、でも使い道分かってなかったのね?インテル入っているけど386、Windowsは3.1の時代。

連載小説第75回 カードPCにはIntel入ってるのです。386ですね。Windows3.1で動くのですね。もう歴史ですね。うふっ。我々がスゴい人たちと対等に渡り合っていた(と錯覚していた?)頃のお話です。

連載小説第76回 バブルはじけて3年。でもまだまだ半導体業界は好調。今年のセールスカンファレンスはハワイ。舞衣子さん、重要使命を帯びてハワイ潜入?

連載小説第77回 「悪かったわね、2年以上も人妻で」「なんて無意味な会話をしているのかしら。さっきから、話してる内容が無いよぅ。」シリコンバレーの現地法人SS-Systems設立10周年記念。まだまだ半導体事業も絶好調です。

連載小説第78回 ミル・マスカラスに本場で会えるなんで最高でしょ?え、ミル・マスカラス、ご存知ない?プロレスファンなら知ってるはずです。千の顔を持つ男ですけどね。ま、いいや。さすが、大河小説、それにしても、いまだに、Windows95に到達しません。

連載小説第79回 1994年といえばどんな年だったでしょうか。Windows95が出る前の年(笑)?SS-SystemsでもISO9000始まりました。責任者はマリアさんだけれども「役に立ちそうな事はできるだけ何でもやります」的なリエゾン部門方針に従って舞衣子さんもサポート、大丈夫。

連載小説第80回 当たって砕けろでしょうか。でも当たって砕けちゃうといけないので砕けないようにして結果を出す方がいいですかねと舞衣子さん。

連載小説第81回 ネットワークの時代がようやく到来。最初はメール。それでも感動したんだ当時は。太古の昔だなそれって?

連載小説第82回 舞衣子さん。Windows95ってそんなに出荷が遅れたんだっけか?わたしゃ夜中に並んで買いました。ちょっと寒かったような、よく覚えてないな。

連載小説第83回 舞衣子さんとチーバ君、顧客情報を掴むのに苦戦。分厚くて炭水化物満載のピッツァには満足したよ、と舞衣子さん。

連載小説第84回 倫ちゃん舞衣子さん夫婦に転機?米国シリコンバレーから転じて、怒涛の欧州編?が始まる予感。

連載小説第85回 世界は丸くて繋がっているけど、倫ちゃんは脳天気

連載小説第86回 ブレインストーミングの結果、ミュンヘンへの転勤OK?と舞衣子さん。

連載小説第87回 舞衣子さん、米国シリコンバレーのサンノゼから、ドイツ、ミュンヘンにご転勤。

連載小説第88回 舞衣子さん、ミュンヘンご到着。

連載小説第89回 ミュンヘンの朝。日曜日にマルクトに出かけたい舞衣子さん。でも倫ちゃんは?

連載小説第90回 「おお、God、日曜日を安息日にしたのは、どなたなのですか?」と舞衣子さん。マルクトもスーパーもやってません。でもビアホールは開いてた。

連載小説第91回 私の脳を支配しているカリフォルニア型脳天気のフレンドリーマネジメントでドイツで上手くいくのかどうか? これからが楽しみになってきました。と舞衣子さん。

連載小説第92回 舞衣子さんのミュンヘン転勤がいとも簡単に承認された理由は品不足?矢のような督促がサプライチェーンを逆流してくる?

連載小説第93回 新たな赴任先ミュンヘンで、舞衣子さんの体重問題再び勃発か?それにしても塩分多すぎ?

連載小説第94回 カリフォルニアで分かれを惜しんだばかりのトム君が、欧州法人の新社長になって赴任してくる?聞いてないよ~。

連載小説第95回 時代は1990年代、ヨーロッパ市場で売れたもの。いろいろあるけど売り上げの半分はアレです。

連載小説第96回 当時のドイツの街中にはチャルメラ音?があふれていた?

連載小説第97回 日系企業の不文律もなんのその、トム君はドイツのサウナで整う?

連載小説第98回 日本に帰省の舞衣子さん。前回帰省で昔の服を試して「胸のボタンがすっ飛んだ」舞衣子さん、ドイツで絶え間なく訪れる脂肪分、糖分、塩分の摂取機会でどうなってしまったか?

連載小説第99回 1996年新年。「ごめんね、詩織。今のうちに倫ちゃんと二人で世界の料理を食べ尽くすからね」と舞衣子さん。「お姉ちゃん、だからって、胸のボタン吹っ飛ばすほどに食べちゃダメだからね」と詩織さん。今年も食い気?でもヨーロッパの携帯電話ビジネスは怒涛の展開?企業秘密?

連載小説第100回 祝100回!舞衣子さん、日本半導体の栄光の時代を振り返る。

連載小説第101回 だんだんドイツ流に染まってきた倫ちゃんと舞衣子さん。パラダイムシフトを考える?

連載小説第102回 携帯電話ビジネスで、半導体、怒涛の進撃かと思いきや、冬のミュンヘンの観光案内?

連載小説第103回 みんな揃って携帯電話ビジネスに参入。怒涛の1996年。

連載小説第104回 「電子デバイス営業本部」の元に欧州販社統合。赴任してくる新社長は「カッコいい」けど宇宙人?

連載小説第105回 インパクトもよし韻も踏んだ新社名で新会社発足。事業も順調、経営も健全な陰で溜まる従業員の不満?

連載小説第106回 新会社も楽じゃない。急先鋒のドイツ営業と激論から前向きな議論へ。

連載小説第107回 晴れてトム君は2回目の妻帯者に。当時は1996年、長距離恋愛者にとって通信手段は限られていました。

連載小説第108回 欧州携帯電話ビジネス急伸。液晶ドライバICも超売れた。でも、いったん足を踏み入れたらもう後戻りできない、麻薬のような携帯電話ビジネスの幕開けでした。

連載小説第109回 年が明けて1997年。年末年始の休暇でトム君は新婚旅行。しかし1997年にはトム君にも舞衣子さんにも一大イベントが到来?

連載小説第110回 1997年、京都議定書の採択とも山一証券破綻ともかかわりなく家族に変化。よわい38歳にして新米の妊婦さんになった舞衣子さん。

連載小説第111回 「そっか、シュバンガーか」と舞衣子さん。トム君夫婦もご懐妊。オメデタx2??

連載小説第112回 携帯電話ビジネス白熱、世界規模の需要過多に製造間に合わず。欧州販社副社長のトム君おフランスのカンペールの客先に乗り込むも「先方も怒っちゃってさあ」と。

連載小説第113回 海ちゃん切迫早産(の危険)で入院。携帯電話メーカM社の日本訪問にアテンド中のトム君は大慌て。幸いにも海ちゃん退院で一安心。一方、舞衣子さんも産休に入る。次回はオメデタ続きか?

連載小説第114回 10月3日はドイツでは記念日。東西ドイツ統一記念日だよ。舞衣子さんも海ちゃんも同じ日にご出産。倫ちゃん感動オクトーバーフェストでマス(1リットル)3杯飲んでいたトム君「酔っぱらってる時だったら、厄介な事になってたかもな」。無事に生まれてよかったね。出産祝いでまた飲んで。飲んでばっかりだな。おい

連載小説第115回 1998年、舞衣子お母さんも産休明けで職場復帰。依然、携帯電話市場は過熱するも突然のキャンセル一発、利益が吹っ飛ぶ。

連載小説第116回 「産休開けて復帰して最初の仕事がこれだもんね。ちょっとキツいよね」と舞衣子さん。S社とP社の在庫処理はなんとかなったけれど、将来展望が。「車載用がもっと増えればいいのにね」

連載小説第117回 トム君、『ムンクの「叫び」観てきたんだ』プロジェクタービジネスも勃興期、まだ高温ポリシリコン液晶のビジネスが賑わっていたころの話です。

連載小説第118回 社長賞ゲット!各国現法が本社で会する現法会議で表彰。平成の参勤交代。莫大な経費がかかかるもカバーできる売上げと利益がまだあがっていた時代。

連載小説第119回 「飛んでイスタンブール」「スガちゃんなんか、いいっすねえ、いいっすねえとか言っちゃって大興奮だよ」呆れる舞衣子さん。

連載小説第120回 ドイツ某社と組んでの画期的なプロジェクトの企画?ちょっと時期尚早だった?結局社長のフライトキャンセルであえなくお流れ。惜しかったなあ。

連載小説第121回 〇%$X□&△◎(企業秘密で言えないらしいっす)で倫ちゃんと舞衣子さん夫婦、日本への転勤をついにご決断。二人のミュンヘン生活も後3か月。

連載小説第122回 1999年の元旦の朝は大西洋上のリゾート地テネリフェ島。クリスマス休暇に押し寄せる人々の中。いよいよ、ユーロでの決済が施行。この日の日本円とのレートは、1ユーロ=133円。「2000年問題」が沸き起こり、日産とルノーが資本提携、「AIBO」も発売。どうなる1999年。

連載小説第123回 「とうとう年貢の納め時ってやつですかね」舞衣子さんと同時にトム君(本名 富夢まりお君)も日本へ帰任。日本の営業本部としては、あまりにも長い期間の海外赴任はよろしくないと。いままでトム君が引き受けていたローカルとのややこしい話などあれやこれやを引き継ぎ。「ガッテン承知っす」